琉球新報社は２４日、県勢として夏の甲子園に初優勝し、史上６校目の春夏連覇の偉業を達成した興南高校に、新設の琉球新報スポーツ栄誉賞を贈った。贈呈式が行われた那覇市泉崎の琉球新報ホールには選手らを間近に見ようと約２５０人が集まった。

　富田詢一琉球新報社社長が「金字塔を打ち立てた快挙は県内はもちろん、海外にいる県系人にも感動と自信を与えてくれた」とあいさつし、興南ナインを祝福した。
　選手を代表して我如古盛次主将が「打つたびにアルプススタンドからの応援が響き渡り、大きな力になった。自信を持ってプレーできた」と振り返った。
　我喜屋優監督は「深紅の優勝旗を見て泣く人も、万歳する人も、カチャーシーを踊る人もいた。これだけ多くの人たちが待っていたんだなと実感した。優勝旗は一人一人の栄冠だ」と語った。来場者らは花道をつくり、監督や選手を笑顔と拍手で見送った。