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*****毎日新聞*****

<センバツ>誓う決勝での再会...聖光学院・石巻工のエース

3月20日(火)

<センバツ>誓う決勝での再会...聖光学院・石巻工のエース

 

お互いの健闘を誓い合う聖光学院の岡野祐一郎選手(右)と石巻工の三浦拓実選手=阪神甲子園球場で2012年3月20日、望月亮一撮影
 20日あった第84回選抜高校野球大会の開会式リハーサルで、宮城県石巻市の中学硬式野球チームで一緒にプレーした聖光学院(福島)の岡野祐一郎投手(3年)と、石巻工(宮城)の三浦拓実投手(3年)が再会した。東日本大震災による津波や原発事故に立ち向かいながら、互いに勝ち取ったあこがれの舞台。両エースに成長した2人は「決勝で対戦しよう」と健闘を誓い合った。【蓬田正志、竹田直人】

 ◇中学時代チームメート

 2人は石巻市出身で、自宅は徒歩5分ほどの距離しか離れていない。小中学校は別々だったが、地域のチーム「石巻中央リトルシニア」で出会った。互いにエースの座を目指し、ライバルとして競い合った。岡野投手は中学3年の夏、甲子園で強豪校と対戦する聖光学院にあこがれ、入学を決意。1年生から寮生活を送っている。一方、三浦投手は友人らに「地元から甲子園に行こう」と誘われ、石巻工に進学した。

 昨年3月11日、2人の生活は一変する。岡野投手は実家の1階部分が津波で浸水。実家にいた母親は避難所に移り、携帯電話もつながりにくい状態だった。岡野投手は「すぐに帰りたい」と思ったが、交通機関がまひしていたため身動きがとれず、数日後にようやく仙台市内の親類宅で親と再会できた。聖光学院のグラウンドは、原発事故に伴う除染作業で一時使えなくなった。一方、三浦投手は自宅の被災は免れたものの、学校のグラウンドに津波が押し寄せ、他の選手とともに3日間校舎に閉じ込められた。グラウンドは一面に泥が積もった。

 普段からメールを交わし、昨年末も石巻で食事をした2人。この日、甲子園のスタンドで、岡野投手が「精いっぱい全力で戦おう」と声をかけると、三浦投手は「甲子園で野球ができるんだから、震災に負けず頑張っているところを見せる使命がある」と返し、ひたむきにプレーして被災地にエールを送ることを誓い合った。今大会の組み合わせでは、両校が対戦するのは決勝になる。
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