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「後悔している時間はないぞ!」と、大陸の言葉で切り替われたと島袋投手

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昨年の甲子園経験から心身ともに成長した興南ナインの姿は大きな励み・・・となっています。

投手・島袋くんを支える・・・助けたいとの思い・・・。そして昨日国吉大陸くんが島袋くんに語った「後悔している時間はないぞ」との言葉。その言葉で切り替われたと語る島袋洋奨くん。

主将の我如古くんが「打撃で投手の島袋を盛り上げるというテーマが最後の夏に実現できている」と互いを盛り上げ、チームが一つになる信頼関係が伝わってきました。

新聞記事より↓2010夏の甲子園 興南記録

 

興南42ぶり4強!島袋、中17時間での登板耐えた...夏の甲子園第12日

 ナイターとなった前日の第4試合終了から、たった17時間51分でマウンドに上がった。「前日より左腕は振れた」から、かえって戸惑った。2回1死二塁、6、7番に連続適時二塁打された。「悪い球じゃないのに」。顔色が曇り、今大会初の伝令も出た。

 努力を見てきたナインが島袋を救った。2回終了後、普段は物静かな国吉大陸(3年)が詰め寄り「後悔している時間はないぞ」と鼓舞。今夏の連投を見据え、県大会中から3日連続、200球の投げ込みを2度やった。「大陸の言葉で切り替われた」

 前日に141球を投げ抜き、宿舎に帰ったのは午後10時過ぎ。夕食は油ものを控えてサラダなど菜食中心にしたところ「起きたら思ったより肩の張りがなかった」。直球は145キロをマーク。球が走っている手応えはあっても、直球を狙われていると知り、3回以降は変化球も多めに使って、8回までを4安打無失点に抑えた。

 「今日は配球とかより、気持ちでした」。気迫のエースに応え、打線は4回の慶田城開(3年)の2点勝ち越し三塁打をきっかけに爆発。点差が開いたことで1イニングの"休息"も転がり込み、「明日につながる」と感謝した。

 42年ぶりの4強入り。1968年に4番で主将だった我喜屋優監督(60)は「やってくれると思っていた」と驚かない。当時は試合中にテレビ観戦のため沖縄の道路から車が消えたというほどの話題だったが、島袋も学校からバスで帰宅途中、女子高生にもみくちゃにされ、家族の送り迎えが必要なほど。人気、実績ともに当時の「興南旋風」を超えようとしている。

 春夏連覇を期待せずにはいられない。センバツ決勝の日大三戦も、3点ビハインドから10得点して頂点をつかんだ。この日、島袋からは「負ける気がしなかった」と優勝時と同じ言葉が出た。伝説を超えるまで、あと2勝だ。

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