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「自分の国を愛する心」  アメリカ ハワイ州在住 久美子バーンズさん

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雨の中ゴールでお迎えKukikoさん.JPG ホノルルマラソンを走りに向かう際に,ホノルルで会える友人との再会は大きな楽しみです。連絡をとっているのは妹(栗田智美)ですが,HIROKOさんやYO-KOさん,KUMIKOさん,HISAKOさんやKANAKOさん。今年もホノルルマラソンの日に他の予定が入っていてホノルルに向かうことはできず残念でした。

しかしラシーマで毎月購読しています「致知」でKUMIKOさんの記事を妹が見つけて読んでいますと皆で話し合ったことを思い出しています。雨の日に走ったホノルルマラソンでも応援してくださり,ご主人さんとマラソン後はホテルまで送っていただきどうもありがとうございました。KUMIKOさんの「自分の国を愛する心」を紹介します。

********致知2011年11月号********

 アメリカ ハワイ州在住 久美子バーンズさん(不動産経営)

国外に住むようになって28年が過ぎました。


致知出版社の「おかみさん」こと小笠原節子さんから毎月送られてくる
四季折々のメッセージを、本当にうれしく懐かしく拝見しています。


味わい深い言葉に添えられた美しい自然の写真を見て、
自分が日本に生まれた日本人であることを本当に誇りに思います。


日本人は自然を淘汰するのではなく、畏敬しながらうまくやってきました。
3月の地震と津波でたくさんの人々の命が奪われ、甚大な被害を受けましたが、
被災地の皆さんは必ず力強く立ち直ってくれると心から信じることができます。


そして、各国で驚きをもって報道された日本人の礼節ある行動が、
私たち海外に住む日本人をどれほど誇りに思わせてくれたでしょう。


外国に住んでいると、自分のアイデンティティが問われます。
アメリカにはバックグラウンドの違ういろいろな人種が一緒に住んでいますから、
考え方もそれぞれ違います。


娘は幼稚園のころから、隣に座っている子と「同感」でも、
それを自分の言葉にして表現するよう指導されました。


私は日本から来た日本人と言うことで日本について
ずいぶんいろいろな事を聞かれました。


時々、子供を早くからインターナショナル・スクールへ入れるという話を聞きますが、
私は日本人の子供は小学校から高校までは日本の学校で、
特に国語と社会を、しっかり学ぶべきではないかと考えています。


英語は単なる道具です。
道具があっても、それを使って相手に話せる内容がなければ何にもなりません。
相手は私たちを日本人として見、日本について聞いてきますから、
自分の国について何も答えられないのでは英語が下手であるより恥ずかしいことと思います。


こちらでは小学生でも右手を胸に当てて
「アイ・プレッジ・アリュージャンス・トゥ・ザ・フラッグ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ・・・」
と国旗に国への忠誠を誓い、
またフットボールや野球試合の始まりでも、
観客、選手共々、
国旗に向かってこれを必ず斉唱し、愛国心を培います。


私は『致知』を購読するようになって、ますます愛国心が増したように思います。
愛国心は「右翼」とか「左翼」とかで色づけされることではありません。
自分が日本人として生まれた以上、自分の国を愛する心があって当然と思います。


『致知』に登場されるすばらしい人々の考えや教えをもっと知り、
一人でも多くの人々が同じように自分の国を愛し誇りに思い、
そして私たちの子供や孫たちにそれを語り継げていけるようになれば、
すばらしい日本の将来が期待できると思います。


 

 

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