島薔薇のように・・・ 
Like a Shimabara (Okinawa Rose)

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私が育った自宅までのなだらかな小道には、桃色に色づいた原種の薔薇が咲いています。
沖縄では四季咲きでどこにでも咲いていますので、それほど注目されていません。
でも、私は子どもの頃から花の大きさが変わるこの薔薇が好きで小学校の教室にも持って行き、香を楽しんでいました。

勿論今も大好き。時期になると「島薔薇の香り」を届けたくなるほど。

『島薔薇のように・・・』と、こよなく愛しているのです。
我家の『島薔薇』は毎年12月~4月頃にかけ次々に咲き素敵な香りの贈り物。
12月~4月にたくさんの花を咲かせた後も、四季咲きですのでいろいろな顔で楽しませてくれています。
花びらの色は季節により異なり、気象でも変わるのです。
そして『島薔薇』は実はたくましいのです。そこが大好き。

台風による強風に攻撃され、茎が折れて葉が吹っ飛んでも、新しい茎を出し生き続け、愛らしい花を咲かせるのです。
沖縄の強烈な太陽を浴び、雨が降らない日が続いても枯れることなく生き続け、つぼみを膨らませていく。
島薔薇の香りは言葉で表現するのが難しいほど柔らかく優しい。
そんな素敵な香りを漂わせてくれる。
蟻や虫に攻撃されても一生懸命抵抗して生きつづける姿が、これまた美しいのです。
そんな『島薔薇のように・・・』厳しい状況でも柔らかく優しい香りを運べるようになりたいと願っています。

栗田智美


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