聖光学院は準々決勝で春夏連覇を狙う興南（沖縄）と対戦するが、村島大輔主将（３年）の表情に変化はなかった。１７日の第１試合終了後に行われた準々決勝の組み合わせ抽選会で、きょう１８日に興南－仙台育英（宮城）戦の勝者との対戦が決まった。

　「（１６日の）ミーティングで部長さんに、興南を引きそうな気がするといわれていた。自分のなかでは予想通りです」

　村島主将は"想定内"を強調した。今大会の聖光学院にとって、興南との対戦は"必然"の流れなのだ。

　２回戦で０７年夏に敗れた広陵（広島）に勝利。３回戦で勝った履正社は、昨夏敗れたＰＬ学園と同じ大阪府代表校。沖縄県勢とは０８年春、優勝した沖縄尚学と初戦の２回戦で対戦し、０－１で惜敗した。"雪辱戦"を果たしてきた聖光学院にとって、興南戦は一連の流れというわけだ。

　「（興南は）目標の日本一のためには倒さなきゃいけない相手。厳しい戦いになるけど、粘り強く戦いたいです」

　村島主将が意気込んだ。強豪校を連破してきた勢いで、準々決勝でも"大物食い"を果たす。