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琉球列島に位置する中で地質学的に"若い"といわれる宮古島へ

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宮古市総合博物館.JPG宮古の自然と.JPG宮古島の美しい海.JPG

今回は宮古島の独特な歴史と風土の中で育まれてきた文化や地質・地形を実際に見ながら調べたいことがあり、行ってきました。興味深い考古・歴史を直接、地元の方にお聞きしたり宮古島総合博物館で見せていただき特有な文化に触れる時間となりました。写真は博物館の前の琉球石灰岩の門。東平安名崎に向かう道中、厚い雲で太陽は隠れていましたが、素敵な海の色に白く輝く砂浜・・・(写真右)

打ち上げられた津波石.JPG東シナ海.JPG東シナ海岩景色.JPG

宮古島の最東端の東平安名崎は約2キロの美しい岬。東シナ海と太平洋が一望出来る場所ですがスゴイ風が吹いていました。その岬に『津波石』と言われ、1771年に八重山諸島と宮古島を襲った大津波で打ち上げられた石があると宮古島の方に以前話しを聞いたので、見たいと思ったのです。左の写真の東屋の向かいにある大きな石が、中央の写真の東シナ海から大津波によって打ち上げられたそうです。

東平安名崎灯台の上より.JPG東平安名崎.JPG津波石のがあったと思われる位置確認.JPG

その宮古島を襲った大津波で2.548人の死者が出たと記録がありました。以前に本を読んで『津波石』を見た時、こんな大きな石が海から打ち上げられるのか?疑問でしたが、灯台の上から(写真中)実際の地形やスゴイ風を体感すると大津波が襲うなら、あの大きな石が打ち上げられることもあるのだろう・・・と、実感。『津波石』があったと思われる位置を私の主人と父親は真剣な目で確認。自然界に働く力の大きさに畏怖の念。一年半前に日本最西端の与那国島でも「津波石」を見て津波の力を感じましたが今回さらに実感。

☆、琉球大学理学部・中村衛研究室が提供されている「沖縄の津波石」のページ資料を参考になさってください。

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