« 前へ | トップページ | 次へ »

沖縄はいろいろな粘土があってとても面白い・・・

[ ]

ポール.JPG以前にポールさんの焼いた酒甕に泡盛古酒を入れておくと、古酒がさらに美味しくなるとの話を聞きました。その後、ポールさんの酒甕に入った泡盛と、市販のボトルに入った同じ銘柄の泡盛をいただいたこともありました。私はお酒を飲まないので違いがよく分らないのですが、お好きな方に飲んでいただくと、まろやかさだけでなく味が違うと驚かれていました。

今回ポールさんにお会いすると、今も沖縄県内様々な場所で粘土を掘ってきて科学的な成分研究を続けている・・・とのこと。土の成分によって、全く同じ泡盛を入れても、味が本当に違ってくるからね・・・と、真剣な眼差し。

ポール 酒甕.JPG自分で掘ってきた土を沖縄県工業試験場に委託して成分を詳しく分析・・・。渋くて味わい深い焼締めが、芸術性を出すだけでなく、泡盛をも美味しくするのだから・・・と考えながら陶芸をしている。「掘ってきた土には、マグネシウム、鉄やカルシウム、マンガンの含有量が様々で、各成分がどれくらい含まれているかにより、焼き締めた時の感じが変わるし泡盛の味も変わってくるよ・・・だから楽しいです・・・!」と、泡盛好きだからこそポールさんの目も輝く。「沖縄の人はどこでも土を掘らせてくれるのいいよ~」と微笑むニュージーランド出身のポールさん。

陶芸家 ポール・ロリマーさんのサイト

ご感想やメッセージを、コメントやトラックバックでお気軽にお寄せください。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメントする