何年経過しても義足の姿を見るのは辛くありませんか?
兄(島袋勉)と私の共著「義足のランナー」を読んで下さった方から届くお葉書やお手紙に感謝しています。
返事も出せないままのこともあったり、ごめんなさい...。
Bookのページに質問がありましたのでお返事をここでします。
コメントにあった質問↓
「義足のランナーを読ませていただきました。
出版していただけたこと深く感謝いたします。
私自身がここまで勇気が湧くとは、自分のことながら驚いています。本の力を感じております。
本を読んでいまして島袋勉さんの妹さんにどうしてもお聞きしたことがあります。
義足になった島袋さんご自身、言葉に表現できぬ辛い思いをされ現在も痛みが続いていると思いますが、家族として、妹としてやはり、何年経過しても義足の姿を見るのは辛くありませんか?
唐突な質問ですが、私は弟がバイク事故で義足になったので、お聞きしたくて。
義足のランナーを読んでいますと、もしかして私の辛い姉としての感情も何か切り替える方法があるのかしら?と、思い勇気をもって書かせていただいました。
もし、よろしければ教えて頂ければ幸いです。」
★返事です。
「義足の姿を見ることが辛いとか?」そんなことは・・・思ったり考えたことはないです。
ただ、断端部(切断部)がとても痛む様子や、幻肢痛で体中がピクピクする激痛の様子を見ると胸が苦しくなったりしますが・・・。
でも、よ~く振り返って思いだすと、初めて切断部を見た時は衝撃的で苦しかったです。が、義足の姿を見るのが辛いとかは・・・思わなかったです。事故後、先生から「練習すれば義足で上手に歩けるようになる」と言われてからは義足が出来るのが楽しみだったように思います。
義足がなかったら、歩けないものね・・・。
今も痛みで苦しい状態を見ると胸が痛みますが、義足があるからこそ、歩けているので義足には感謝しています。
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