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那智勝浦町の状況が出ていました,心配が続いています

和歌山県内での大きな被害を心配され,和歌山より離れて住む方が電話が繋がらないと昨日メールが届いていました。

このページが災害時にこのような仕方で役立つようになったのは東日本震災の際に「お願いします」のメールが届いてからです。

これからも何らかの仕方でお役に立てれば・・・と願っています。

那智勝浦町の状況が出ていました,心配が続いていますが読めるようにupします。

****産経新聞****

台風12号 未曽有の豪雨、県内に大被害 和歌山

 3日に西日本をゆっくりと北上した台風12号は、和歌山県に大きな被害をもたらした。新宮市では熊野川が氾濫して市街地が広い範囲で水没。山間部の同市高田と同市熊野川町では住民約50人が孤立し市は県を通じて自衛隊に災害派遣要請した。那智勝浦町では13人の行方が分からず被害の全容は見えないまま。田辺市本宮町の土砂崩れ現場では、大量の土砂に阻まれて行方不明者の捜索が打ち切られた。

 ■新宮市 市街地の大半、一時水没

 新宮市によると、熊野川沿いの国道168号が冠水し、同市熊野川町と同市高田で住民が孤立。4日午前10時半までに、県の防災ヘリなどで11人が救助されたが、同日夜も依然7人が不明のままとなっている。

 熊野速玉大社近くの同市相筋(あいすじ)地区では、約1メートルも冠水。自衛隊員が腰まで水に浸かりながら住民の救助活動に当たった。

 自宅の一部が崩壊し、自衛隊員に救出された無職、安波清一さん(73)は「午前3時半ごろに孫の部屋が崩れた。本当に怖かった」と恐怖を語り、妻の花子さん(73)も「食糧は少なかったが、冷蔵庫のジュースを娘や孫と分け合うなどしていた。こんなに水がきたのは初めて」と話していた。

 また近くの会社員、竹田保さん(70)は「自宅は少し高い所だったので助かったが、駐車場は水に浸かり、夜は恐ろしくて一睡もできなかった」と振り返った。

 ●那智勝浦町 被害の全容 把握できず

13人もの安否が分からなくなっている那智勝浦町。同町井関地区で少なくとも住宅3軒が崩壊した。7遺体が見つかったものの身元の特定は一時難航、被害の全容は4日夕方になっても把握できず、町職員らが徒歩で現場へ向かうなどして情報収集を続けた。

 同町議の1人は「おそらく市野々地区を中心とした那智川流域で土石流が発生したのではないか」と話す。このほか、那智川上流の同町色川地区でも道路が寸断されて、住民が孤立しているという。

 また、同町内を流れる太田川下流にある市屋地区に住む町議のよると、3日午後11時ごろから上流にある小匠(こだくみ)ダムが放流され、付近の住民らと避難したという。この同町議は「昭和34年にダムができて以降、経験したことのないほどの大雨だった」。周辺は約4メートルにまで水でつかり、町議の平屋建て住宅は屋根しか見えない状態だったという。

 同町では、6日に9月定例町議会が開会する予定だったが、同議会は4日、期限を決めず開会を延期することを決めた。

 ■田辺市 土砂崩れ家屋が倒壊 避難所で恐怖の一夜

土砂崩れで1人が死亡し4人が行方不明となった和歌山県田辺市伏菟野(ふどの)地区では4日、同市立伏菟野小学校に避難所が設けられ、土砂崩れで家屋が倒壊した住民ら約60人が身を寄せた。

 避難所では、住民らが発電機や飲料水のほか、おにぎりやパンなどの食料を持ち寄るなどし、お互い協力した。しかし行方不明者の捜索は午後5時で打ち切られ、悲痛な雰囲気に。

 息子2人が行方不明の主婦、打越加代さん(46)は「寝ようとしていたら、突然バリバリという音がした。子供の部屋のドアを開けようとしたけど、開かなくて...。夫と避難所まで裸足のまま必死で逃げました。息子たちが無事なのか、気が気じゃない」。

 地区は4日夕方も停電が続いているうえ、谷からくみ上げる水道用水が濁っているといい、谷口順一区長は「ライフラインの確保や被災住民の明日からの居場所が問題。協力して乗り越えたい」と話していた。
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