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9月7日時点の台風12号による奈良県の状況

奈良県の被害状況に関して直接,現地の方と連絡はとれていませんのでよく分かりませんが9月7日時点の台風12号による奈良県の状況を見れるようにします。参考に確認してください。

*****台風12号情報奈良放送局****

9月7日10時14分
台風12号による豪雨で、奈良県内では4人が死亡、20人が行方不明となっています。
自衛隊や警察は態勢を強化して6日も行方が分からなくなっている人の捜索にあたりました。
今回の台風で、奈良県内では土砂崩れが起きたり川が氾濫したりして、
▼十津川村で3人が死亡、9人が行方不明
▼五條市で1人が死亡、10人が行方不明
▼天川村で1人が行方不明
になり、あわせて4人が死亡し、20人が行方不明となっています。
▼このうちがけ崩れが起きて土砂が川の中に流れ込み、川の水があふれて住宅が流され、10人の行方がわからなくなっている五條市大塔町の宇井地区では、自衛隊や警察などが5日の2倍にあたるおよそ200人の態勢で6日朝から捜索を行いました。
新たに建設用の大型機械も投入され、土砂やがれきを撤去しながら捜索しました。
また、現場近くの国道が土砂崩れで寸断されているため、救援に必要な人員や物資を運べるよう、林道を使ってう回する道の整備を進めたということです。
▼また、土砂崩れでせきとめられた川から水があふれ出て、7人の行方がわからなくなっている十津川村野尻では、午後にはヘリコプターを使って警察官6人が増員され、範囲を広げて捜索活動にあたりました。
しかし、川の水位が上がっているため川に近づけず、高台から望遠鏡を使って周辺の確認を行なったということです。
▼さらに2人の行方がわからない十津川村長殿では、川の氾濫の恐れがあるとして5日中断された捜索が6日朝から再開され、警察と消防のおよそ30人が捜索にあたりました。
▼また、天川村坪内では川沿いにある教職員向けの集合住宅が流されて大原千幸さん(39歳)の行方が分からなくなっていて、警察と消防が6日も流域を捜索しました。
いずれの現場でも、これまでに手がかりは見つかっていないということです。
警察などは7日も現場に持ち込む資材を増やすなどして捜索を進めることにしています。

9月7日10時4分
奈良県十津川村では、大雨による土砂崩れで谷川がせきとめられて湖のようになっている場所があるため、村などは、土砂が決壊して大量の水が流れ出す恐れがないか、水位の監視を続けています。
奈良県十津川村の長殿地区では、地区を流れる十津川の支流の斜面が大雨によって大きく崩れ、村役場によりますと、深さ100メートル以上の谷に80メートルほどの高さの天然のダムができています。
5日の時点で、川をせきとめている土砂の7分目くらいの高さまで、水がたまっていたということです。
この支流は、山の斜面を流れる谷川のため、流れ込む水の量は少ないものの、たまった土砂が決壊し、大量の水が流れ出す恐れもあるとして、村などが水位の監視を続けています。
今後、水位が上昇すれば、自衛隊がポンプを使って水をかきだす作業を行う予定だということです。

9月7日9時59分
村に通じるすべての国道や県道が通行できず事実上、孤立した状態が続いている奈良県十津川村では、全域で電話も通じないため、役場に臨時の衛星電話が設置されたり、救援物資が自衛隊のヘリコプターで運び込まれたりしていました。
台風12号による記録的な豪雨の影響で、村に通じるすべての国道や県道が土砂崩れなどで通行できず、事実上、孤立した状態の十津川村。
全域で電話が通じないため、6日村役場に8台の臨時の衛星電話が設置されました。
役場の駐車場では作業員がアンテナの向きを調整したり、配線をつないだりして、開通の準備を進めていました。
早速、役場にはお年寄りの女性らが訪れ、電話が開通するのを待ちわびていました。
この女性は「病気の薬が無くなってすごく困っている。
三重県の医者と早く連絡が取りたい」と話していました。

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