あきらめないゆえの喜びと感謝 2011 ツール・ド・おきなわ (1日目)
あきらめないゆえの喜びと感謝 2011
************ツール・ド・おきなわ(1日目)************
2011ツール・ド・おきなわスタート地点へ向けて自転車のペダルを・・・雨予報の空には・・・月光・・・
兄(島袋勉)は三度目の沖縄全島一周323kmへチャレンジ。最初の挑戦があったからこそ・・・そしてあきらめなかったからこそ。昨年の感動・・・。昨年に続き今年も素敵な仲間と共に・・・。兵庫より大谷育弘先生・八尾彰一監督・啓佑くん・大阪より浅井信雄先生・音川誠一郎先生・金大竜先生。今年初挑戦の松浦弘幸先生・・・そして昨年も兄と323km前進してくださった理化学研究所の木下和久さんが埼玉より。
チーム・ブレイブ監督の八尾彰一さんのあたたかい激励を受けつつスタート地点へ・・・
一人ひとり・・・さまざまな状況の中でスタートラインに立つ。
チームとしてスタートできる喜びを味わいつつ・・・ 前進・・八尾監督の掛け声が響く。
最初の小休止(海洋博記念公園)「遅いなら休まない」と覚悟し一人で前進される金先生。
空が薄暗くなり・・・今にも降りだしそうな空模様・・・
昨年,雨を経験させていただいたゆえ・・・今年は雨と寒さ対策をしっかり・・・。
兄は義足に足が入り込んでしまい膝の痛みが・・・次の小休止の前で義足を脱ぐことに・・・
雨が降る前に前進したいとの焦る思いを抱きつつ・・・膝の痛みが少し引くまで・・・小休止。
そんな時に・・・あたたく優しい笑顔で包む仲間
思いを一つに大谷先生を先頭に出発・・・ 練習できなかった金先生は休まずに前進。
膝の痛みの対策を考えつつも・・・痛みを堪えて走る兄を見て・・・大谷さんが義足を脱ぐグタイミングを確認してくださり小休止。
対策として足が入り込まないように断端袋(義足の中に)をもう一枚重ねて履くことに。
小休止している・・・その間に雲がサッーと流れ出し青い空・・・美しい空と海まで・・・
これから長い登り坂・・・一年前,二年前・・・思い出すこの場所・・・この坂・・・
「いっち・に・イッチ・ニ・いっち・に・イッチ・二」苦しい中で思いを一つに響く掛け声。
それぞれ皆・・・自分も苦しいのに出す掛け声。そして93km地点 奥やんばるの里へ到着。
これからは本格的なアップ,ダウンが・・・覚悟して奥山原の里を出発。
昨年,323km・・・激しい雨の中でも,強い風の中でも振り返りつつ前進してくれた木下さん
今年は兄の後ろを走ってくれています。それぞれ自分と向きあい自分への挑戦。
急な上り坂でも何度も何度も振り返りつつ・・・ペースをつくってくださる大谷さん。
遅いからと一人で走られている金先生を気遣い、確認のため先へグングン進まれる大谷先生。
今度は松浦先生が先頭へ。兄が義足を脱ぐため停止。合わせて停止する仲間・・・。
義足を装着し再出発すると微笑み目を輝かせ後から追いかけて前進する仲間・・・。
膝の痛みのなか必死に前進する兄から無意識に出てしまっている「うーっ・・・っ・・ひーっ・・・・」という悲鳴声なうめきを消してくれるなのように響く音川先生の「イッチ!」 木下さん・松浦先生・浅井先生「ニッ!」 山に響く「イッチ」「ニッ!」「イッチ」「ニッ!」
それぞれ・・・が挑戦。苦しい登り坂を「イッチ」「ニッ!」「イッチ」「ニッ!」掛け声が響く・・・
幾度も続く山・・・何度も乗り越え前進・・・あきらめず前進する方法を考えて・・あきらない。
八尾監督は啓佑くんが「小学生のレース」を終えると名護より東村まで駆けつけてくださる。
ご自分の210kmのレースが明日,朝からあるにもかかわらず駆けつけてくださったのです。
その後もずっと一日目の目標地点の184kmまで八尾監督・啓祐くん・そして美奈子さん・雄大くんも駆けつけてくださり応援とあたたかいサポート・・・
私は那覇へ向かい一日目のゴールまでは同行できませんでした・・・。
八尾監督は210kmのレースの前日、チャレンジャーを最後までサポート。何かを感じた啓祐くんが、168km地点より自転車に乗りチャレンジャーと前進してくれたそうです。素晴らしいサポーター。
思いの伝わる仲間と共に兄が前進する姿を見ながらこみあげる感謝の気持・・・
心の通う深い想いがあってこそ仲間との前進・・・どうもありがとうございます。
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