「ファイト」「ファイト」と心の中で、つぶやいていました。
震災後のさまざまな悲しみや苦しみを共にされ,奥さまを看病しておられる小沢さんへ兄(島袋勉)との共著「義足のランナー」が何かのお役に立てたら・・・そんな思いからです。
ご連絡どうもありがとうござます。
私たちの目には見えなくても・・・良い願いを抱き挑戦し立ち向かっている時に応援し支えてくれている方が本当はいつもいてくださっていると私も確信しています。
**********************小沢さんより*********************
著書「義足のランナー」御礼
本の裏表紙に「夢をあきらめない」と書いてくださいましたが、まさにその言葉どおり、どんな障害があろうとも決してあきらめることなく、目標に向かって突き進んでいかれる、島袋さんの積極果敢な精神態度に、心が揺さぶられました。
突然の両足切断事故。
その後、壮絶な幻視痛との戦い。
さらに高次脳機能障害による記銘力の低下と複視。
どれ一つを取っても絶望感や無力感を与える情況で、普通の人なら自暴自棄になっても当然だと思います。
でも、島袋勉さんは、こうしたハンディキャップをそのまま受け入れ、その状況で最大限何ができるかを絶えず考え、挑戦してこられました。「足があれば」という言葉を使わない「足がないからできない」と言い訳をしない。足だけでなく記憶の問題も含めて「障害を隠さない」という現状受容を終始貫かれたことは、本当に立派なことだと思います。
こうした強い精神力を示されたので、私たち健常者でも気の遠くなるようなフルマラソンを義足で走破できたのではないでしょうか。
ゴールが近づくところを読ませていただいた時には、私もアシュリーや智美さんと肩を並べて走りながら、「ファイト」「ファイト」と心の中で、つぶやいていました。
両足義足によるホノルルマラソンの完走は、島袋さんにとって計り知れない大きな自信と達成感をもたらしたことと思います。
それだけでなく、今回の成功を支えられた。智美さんご夫妻やマラソンの参加者や、応援の方々、さらに私たち読者に対しても、計り知れない感動と、勇気を与えるものだったと確信しています。
このような勇気と感動を与える本を出版してくださったこと、そして妹さんを通してプレゼントしてくださったことに重ねて感謝いたします。
これからも、体に障害を持たれる人たちだけでなく、多くの人に慰めと生きる勇気を与え活動に励まれますよう、ご活躍を期待しております。
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