毎日が新たな挑戦
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毎日が新たな挑戦。現在の母は自らの意志で態勢を整えるのが課題。ベットから私に抱きかかえながら座る態勢へ。くにゃ〜んと曲がる身体を抱きかかえ自分の足に力が入るまで刺激になる質問を繰り返していると,次第に足の関節にも指にも力が入り繋がっていくのです。
私の肩に母が両腕の力でぶら下がっている状態から,どうにか立つモードへ。そして私が少し前に前進すると母の上半身が前に曲がるので重心が前へれでどうにか片方の足を出すのですが,重心移動の度に「ウッ...」と呼吸を止め身体の痛みを堪えている母。
玄関まで行くのにも,車に乗せるまでも時間がかかるようになりました。
それでも毎日,目標を持って玄関まで歩き,車に乗り出かけています。車に乗る体勢,足を上げたり,支えたり一つ一つが挑戦ですが,一つ一つがあきらめない訓練。
痛みを堪える母の姿を見ていると胸が苦しくなることもよくありますが,母本人が決意した生き方。
そして一つ一つをあきらめない母の習慣が生き方となっていることを実感しています。
昨日は庭のテーブルを目標に,ゆっくり身体を支えられながら母自身の意思で足を前に出し目標地点に到着。目標地点へ到着した時は脈拍も上がっていましたが,充実感あふれた表情でした。
呼吸を整え空景色や,庭の鳥を観察した後「テーブルまで歩いて来たからには,今度は玄関まで歩いて行けますか?」と元気よく私が質問。
「ハイ!行きます!」と,力強く目を輝かせるのです。まだ痛みで自分で立ち上がることはできないのですが,両手をテーブルについて腕に力を入れて立ち上がらうる体勢になったのです。
痛みのなかでも五感で刺激を感じ脳が繋がっていくのです。目標に向かい脳が働いているのです。母の脳が繋がり立ち上がろうと自分で身体に力を入れるその態勢に私が感動していますと,「人間って素晴らしいわね...」と微笑む母でした。
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