痛いのは私が耐えればいいことでしょう...
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顔も浮腫み膨れ上がり,脚も風船のように膨れ上がりっていた私の母ですが「痛い」と一言も言わないのです。
「大丈夫?」と,私が声をかけるとニッコリ微笑み「ありがとう...」とゆっくり応える母。ベットで横になると寝返りをうてないので褥瘡にならないように,私が母の体勢を変えながら「痛い時は痛いって,教えてね...」と私が話しかけと「ありがとう...」と微笑む母。
「ここも痛いでしょう...」と,膨れ上がった部分を私が触ると,「痛いところの話はやめましょう...」と母。
「どうして?」と私が母に質問しますと「痛いのは私が耐えればいいことでしょう。痛いと,感じられるのも生きている証拠だと,気づかせていただいたから...耐えることは今の私にできることなの...」と穏やかな表情で語る母・・・。それから「できることがあるのは嬉しいことよ...」と母がいつものように語るのです。
身体が浮腫み膨れ上がり痛い時に,これほど穏やかな思いで語る母を見ながら...いろいろなことを考えていました...
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