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リュックを背負って栗田さんのお兄さんがフルマラソンを完走されたことがありますか?

Narrows Bridge.JPG滑る路面.JPG声援.JPG

ご質問がありましたリュックを背負って栗田さんのお兄さんがフルマラソンを完走されたことがありますか?の返事です。
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何度かあります。兄が事故後最初フルマラソンを走った頃は、痛みの中で最後まで前進することが難しい状態でした。10時間以上かかっても兄はゴールまで前進したいと願っていたのです。
最初は義足が装着できなくなった時に兄は「義足を脱いで這ってでもゴールまでどうにかしていきたい」と決意していたのです。1人で義足を脱いで、兄が義足を脱いで這う姿を考えると危険なので見守るために私は義足の調整用の工具などを携帯して、水分補給のカップをとって兄へ渡すために伴走したのです。
その後は嬉しいことに兄が課題に取り組み訓練や改善、そして激痛を逃がすような走り方を考えると、私はついて行けない速度を出して走るのです。義足を脱ぐために途中、どこかに腰かけてライナーを脱ぎ汗を拭きとらなければならないので、その時に私は追いつく...そんな感じになったのです。
エイドステーションがあっても、水を取るために両手のロフストランドクラッチ(医療用補助杖)を外す時に義足の中の骨に痛みが出る事があり、対策として兄が考えたのが自転車用の水を2L入れられるリザーバーを搭載したリュックに義足の調整用の工具や汗ふきタオル、パワージェルを入れて走るようになったので、私の伴走は終了。
兄へ確認しますと、お役にたてることがあるようでしたら取材に応じることはOKとのことです。ただ、兄のよう痛みを堪えリュックを担いでまでフルマラソンを何度も走り続ける人は少ないような...気もしますが...。
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