感謝の気持ちは,より深い幸福感と常に強く結びついている
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苦しい時も痛みが激しい時も「ありがとう...」「ありがとう...」と、感謝の気持ちを語る母の反応を見ながら「感謝の気持ち」が医学的な見地からも心を身体の健康に役立つことが書かれていた資料を思い出しました。
その記事では「ハーバード大学精神衛生レター」で「感謝の気持ちは,より深い幸福感と常に強く結びついている。感謝の気持ちがあれば,明るい気持ちになり,良い経験をし,より健康になり,逆境に対処し,強い人間関係を築くことができる。」と。
確かに母を見ていると、そのように感じます。病気が治るとか元気な頃のように健康になるという意味ではなく、病気や後遺症による影響があるなかでも幸福感を味わえています。
母を抱きかかえながらゆっくり歩いたり、支えながら刺激を与えていると本当に親切な方が多く、近づいてくださるのです。「大丈夫ですか...」という内容の声をかけてくださるのです。
その都度、母が「ありがとうございます」と微笑み感謝の言葉を語るのです。脊髄の痛みで動くたびに激痛がある時でも、親切な声をかけていただくと母はその方を見て感謝の気持ちを語るのです。これまでの良い習慣が母そのものになっているように思います。
脳の働きが一時的に繋がらなくなったり、痛みや苦しさがあっても感謝にあふれた気質を持っているなら幸福感は長続くと実感しています。人は常に考えているその思考が感情に繋がっていることが母を見ていてよくわかります。脳が繋がらない時は一時的に無表情になりますが、脳と身体へ刺激を与え続けていると反応する笑顔や生き方を見ることができているのです。人は病気や衝撃、後遺症でいろいろな部分が損なわれることがありますが、母の大切な部分が守られていることに深く感謝する日々です。
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