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八重山日報 「やり遂げた充実感 義足のランナー、島袋さん」

八重山日報090126.jpg2009年1月26日掲載版

やり遂げ充実感 義足のランナー、島袋さん

義足のランナー、島袋勉さん(45)=那覇市=は、ハーフで石垣島大会での初完走を果たし「坂が多くて厳しかった。うれしい」と晴れ晴れした表情を見せた。

会社を経営しているが、2001年に交通事故で両足を失った。義足での生活を余儀なくされ「動いたり、歩いたりするのが苦手だった」と振り返る。

「苦手のものを避けてはいけない」とマラソン挑戦を決意。これまでに、二十回近いフルマラソン経験を積んだ。

「とても苦しい。義足なので、長時間走ると足が締め付けられる。血行が悪くなり、骨が当たって痛む。でも、やり遂げたという充足感がある」。レースで自分との戦いを乗り越えてきた。

「景色が良くて楽しい」という石垣島大会だが、初参加した一昨年の大会では、ゴールに到達したものの時間切れで涙をのんだ。今年は減量などの対策に励んだという。念願の完走を果たしたが「沖縄ではまだフルマラソンを走っていないので・・・」と早くも次の目標を据えた。

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