映画「うつぐみの色」のストーリー
「島と映画第2弾」 義足のランナー島袋勉と竹富島
3月29日(日)那覇市ぶんかテンブス館 12:30開場 13:00開演
★映画「うつぐみの色」のストーリーを簡単に教えて下さい・・・と、島袋勉「夢をあきらめない」講演を開催した学校より問い合わせがありました。
昨年秋試写会の際に制作会社橋本総業より頂いた案内です↓
見どころ:島のくらしに欠かせない「うつぐみの心」その心の実践を、日常としている島の人に触れ心が大きく揺さぶられる主人公を中心に描いています。
キャスティング:東京での創作に行き詰まり「自分の心の景色」をもとめて竹富島にやってくる主人公のキャメラマン役にアーティストの松本加奈子。彼女の被写体となることで、その心に「種」を手渡す義足のランナー役に自身が事故により両足を失い、義足生活を余儀なくされながらもホノルルマラソン完走を成し遂げた「義足のランナー」島袋勉。そして、主人公を導き、「うつぐみの心」に触れる手助けをする、島のキャメラマンを、ニューヨークを拠点に、世界の聖地を巡り写真におさめているフォトグラファー稲田美織。(監督:田野聖子 制作:橋本総業)
【義足のランナー島袋さん 俳優挑戦、新たな一歩】
映画「うつぐみの色」に出演している島袋勉さん(左から2人目)=6日、竹富町竹富島
【竹富】竹富島を舞台にした短編映画「うつぐみの色(仮題)」(田野聖子監督、橋本総業制作)で、義足のランナー島袋勉さん(44)=那覇市=が俳優に初挑戦している。両脚を失ってからフルマラソンやダイビングなどに挑戦してきた島袋さん。慣れない演技にも「ベストを尽くす」と全力で打ち込んでいる。
「うつぐみの色」はカメラマンを目指す女性が、最後のコンテストに挑戦するため訪れた竹富島で、両脚義足のランナーに出会い、自分の限界を決めてあきらめようとしていた生き方を見直すストーリー。映画には地元の小学生や住民も出演し、5日から1週間の予定で、島内で撮影している。
田野監督は昨年2月の東京マラソンで、島袋さんのレースをボランティア撮影したことがきっかけで知り合い、出演を依頼した。
映画の一場面で、島袋さんは「マラソンは苦しいときもあるけど、一歩一歩進み続けていれば、必ずゴールにたどり着けるんだ」と、実感を込めて語り掛ける。田野監督は「島袋さんは生き方にうそがない。その生きざまが(主人公の)女性が変わるきっかけになる」と、映画制作に手応えを感じている様子で語った。
島袋さんの子ども役を演じるのがオーディションで選ばれた友利翼君(11)=竹富小6年。2年前に島袋さんの講演を聞いて「僕も最後まであきらめないで頑張るようになった」と言い、尊敬する島袋さんとの共演を喜ぶ。バスの運転中にスカウトされた竹富島交通の上勢頭篤さん(48)も演技初挑戦だが「(祭祀(さいし)の)種取祭の方が大変」と緊張する様子はない。
映画は20分。夏ごろまでに完成し、コンテストに出展する。一般公開の予定はないが、島内では上映会を開く。(深沢友紀)
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