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入院中には考えてもいませんでした

3月29日(日)は那覇市ぶんかテンブス館ホールで「島と映画 第2弾」

「うつぐみの色」ロケ.jpg島袋勉が事故後で入院して最初に義足が出来た時、両足に義足を装着して平行棒をつかみ、ゆっくり立った時の痛そうな顔・・・今でも忘れられません。今も鮮明に覚えています。

「こんなに痛くて本当に歩けるのかな?」と、真剣に考え込んでいた兄です。「とにかく仕事に戻らなくては・・・!」その思いがあったからこそ、ここまで工夫をし挑戦を続けてこれたのだと思います。

今になれば兄)が走っても驚きませんが、事故後入院している最中には、これほど走れるようになるなんて・・・思いも考えもしなかった妹です。

考えもしないことが実際に生じるのも、本人の意欲と支えてくださる皆さんがいてくださるからこそ・・と感謝を深めていますし、夢や具体的な目標があると、本人も思ってもいなかったようなことに声がかかったり・・・と、新たな挑戦も増えています。

 那覇市ぶんかテンブス館からの希望もあり、今回の「島と映画 第2弾」前後はホールロビーにて入院中の兄の写真や世界各地でのマラソン記録や講演記録も展示することになりました。

長距離はロフストランドクラッチ(医療補助杖)を両手に走るのですが、映画「うつぐみの色」では、息子役の翼くんとかなりの距離を補助杖なしで走ります。撮影の際「島袋さん・・・痛くない・・・?」と心配してくれた息子役の翼君も当日テンブス館に駆けつけてくれるそうです。

以前に「うつぐみの色」の一般公開予定はないか?、問い合わせを頂いた医療関係者や学校関係の皆さんにもテンブス館にいらしていただけると嬉しく思います。

チケットの予約・お問い合わせ先→那覇市文化テンブス館 098-868-7810

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去った2月26日は愛知県江南市立北部中学校卒業記念講演後に「ドリーム・ランニング」で補助杖なしで挑戦した様子です↓

夢を追いかけて快走  卒業生22人が義足のランナーと一緒に


江南・北部中
江南市立北部中学校(小室輝義校長、469人)は2月26日、卒業記念講演として沖縄県出身で『義足のランナー』著者、島袋勉さんの講演会「夢をあきらめない」を開催。講演会後に島袋さんと一緒に走る「ドリーム・ランニング」を行いました。

義足のランナー、島袋さんに続いてゴールする3年生の生徒たち=江南・北部中で

踏み切り事故で両下腿を切断、高次脳機能障害(記憶障害)を負った島袋さんは、厳しいリハビリを克服して両足義足の生活。「歩けることに満足してしまうことなく挑戦を続け、あきらめない習慣を身に付けたい」との思いで、フルマラソンや登山にチャレンジし続けています。同校では、「みすまるランニング」として学校の外周約500㍍をランニングコースとしており、「この機会に島袋さんと一緒にランニングを」と企画。3年生の希望者22人が、島袋さんの「元気出していこうよ」の掛け声とともに走り抜けました。講演を聴き、島袋さんの走る姿を見た生徒らは「夢と勇気と感動をもらいました」と感謝。「島袋さんの走りは努力、努力、努力の結果。わたしたちも、壁にぶつかったときそれを乗り越えられる人になりたい」と、お礼の言葉を贈りました。「一緒に走れて良かった」と話す林本奈都美さん、田内悠里さん、川瀬里美さんは「普通の走りと少しも変わらず驚いた」「あきらめなければ不可能なことはない」「できないと思ったときが本当にできないとき。できる方法を考えることが大切だと教えてもらった」。島袋さんからの強いメッセージに今までの自分たちの姿を振り返り、「わたしたちも夢をあきらめない」と、自分自身に言い聞かせていました。

2009年3月14日掲載版 尾北ホームニュースより抜粋

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