島袋さん、目が見えなくなった時があったら私が点字を教えてあげる
←愛知県岩倉市での講演後ラシーマへ講演主催者より小学校3年生で全盲のあかねさんから「しまぶくろさんへ」と「島袋さんの言葉より」が以前に届きました。
岩倉講演から帰ってきた兄(島袋勉)より私もあかねさんのこと、あかねさんのお母さんの様子を聴居ておりました。「しまぶくろさんへ」が届き嬉しく思いました。
あかねさんからの「しまぶくろさんへ」と、「島袋さんの言葉より」を長野県養護学校職員よりこのページで掲載してしてほしい・・・と、リクエストが届いています。
沖縄県内の養護学校で↑掲示していいるのを以前に見てメールをいただいていた小林さんです。
「栗田さんへ。
小林です。お願があります。私は現在長野県の養護学校で勤務しています。
何かの障害があるゆえに自分が役に立てることを(島袋さん言葉より)気付くきっかけになりました。
沖縄の養護学校で掲示してあった全盲の子に感じた島袋さんの言葉を見れるようにしてもらるでしょうか?
どうかよろしくお願いします。」
********************** 紹介します ***********************
しまぶくろさんへ
こんにちは。 わたしは あいちけん いわくらしの かが あかね です。
こーえん(講演)の とちゅーで ぎそくを とったり はめたり していると おかあさんに おしえてもらいました が わたしは みえないので ふーんと おもいました。 だけど みんなは 「おー。」と いっていました。 りょーあし ぎそくで あるけるなんて すごいなーと おもいました。 あしおとが しないから すごく おどろきました。 そんなに しずかだと わたしに ちかづいてきても きがつかないとおもいます。 しまぶくろさんの おはなしを きいて わたしは ちょっと いいわけを するけど なにを するときも あきらめて いけないなと おもいました。 これからも ゆーき(勇気)と こんじょー(根性)で がんばります。 おかあさんは しまぶくろさんの おかあさんの ことばで さらに パワーアップ したそーです。 しまぶくろさん げんきでがんばってください。
2がつよーか(8日) かが あかねより(小3)
全盲の少女が、島袋さんの講演をきいて、感想を点字で打ってくれました。
そしてそれをお母さんがひらがなで書いてくれました。(行間の余白は点字です)
島袋さんの言葉より ~岩倉に来て良かった!~
講演後、一人の少女との出会いがあった。その少女は全盲で、帰りがけにロビーにいた時に「義足を触りたい」と言ってきた。義足の上の方から靴までを何度何度も確かめるように少女は義足を両手で触っていた。そしてぼくにこう言った。「島袋さん、目が見えなくなった時があったら私が点字を教えてあげる。」 義足を触りたいと率直に言ってくれる少女もそうだが、それを止めない母親がすばらしいと思った。彼女は、目の障害はあるが、それ以外に彼女の成長を妨げるようなものはきっと少ないだろう。何より、障害をもった彼女でさえ、自分が他の人にできることをしてあげたいと思うその気持ちに心を動かされた。
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★そうそう兄も感動していたのは、全盲のあかねさんが「義足を触りたい」と言った時に母親が止めないのが、素晴らしいと感じた・・・と話していました。
例えばNYで兄が道路を両足義足でいつものように半ズボンで歩いていると、子どもが驚いた表情で駆け寄ると親が「あいさつした?」と共に近づき言葉をかけます。しかし、日本で道路を歩いていて子どもが驚いた表情で駆け寄ると、親が急いで止め、手をひいて「ごめんなさい」と言うことがよくあります。
素直に互いを見て、触れてわかりあう・・・本当に大切なことのように感じます。
何らかの障がいある方ならでは・・・の働きって、本当に貴重だと感じています。日本はまだまだ障がいを持たれる方を傷つけてしまうのでは...と心配が先になり、優しい気持ちはあっても多くの方が・・・ひいてしまう傾向があるように感じます。が、あかねちゃんやあかねちゃんのお母さんのように素直に言葉をかけ近づいて互いを知るって大事だとつくづく感じています。
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