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本当に被災地で役立つ仕方で支援するために役立つ注意事項

satomi   shimabara   nagusame 003.jpg一人ひとりが被災地の方に何か自分にできることしたいとの気持ちが苦難を乗り越える大きな力に・・・

本当に被災地で役立つ仕方で支援するために役立つ注意事項のお知らせです。

必要な時に助けとなれるように支援ルールを守り,個人で被災地に送り現地の負担にならないように注意し協力していきましょう。

今日の毎日新聞には連絡先も記載されていました。↓ルールをまず知ることから・・・

************支援物資、ルール守って(毎日新聞)**********

◇自治体目限定 個別の発送、現地の負担に

 東日本大震災の被災地に対し、義援金や物資、ボランティアで支援しようと自治体などの窓口を訪れる人が増えている。しかし、必要とされる支援をルールを守って行わないと、被災地の負担にもなりかねない。せっかくの支援をムダに終わらせないためのポイントを調べ、今回は支援物資を送る際の注意事項をまとめた。

 「ありがたいけど、衣類はもう十分です」。宮城県石巻市、渡波(わたのは)中学校の避難所の廊下には、段ボール10箱分以上の古着が山積みになっている。津波を受けて校舎1階は泥で埋まり、異臭が漂う。電気がまだ復旧しない中、約70人が校舎の2階以上に身を寄せている。山積みの古着は県外などから運ばれてきた支援物資だ。同市職員は「衣類を必要としているところもあるかもしれない。必要なものを必要なところへ回してほしい」と話した。

 被災地に支援物資を送る場合、被災地が必要とするものを届けることが重要だ。一般から支援物資の提供を求めている各自治体は、被災地の状況をみながら受け付ける品目を決め、ミスマッチを防いでいる。支援物資の受け付けを企業や団体のみに限定しているケースもあるので、個人からの支援物資を受け入れ可能かどうか、事前に確認することも必要だ。

 個人が個別に支援物資を送るのは、現地が混乱することがあるので控えた方がいい。神戸市危機管理室の担当者は「阪神大震災の時は個人の小口のものが大量に届き、仕分けをしないと活用できなかった」と振り返る。00年の北海道・有珠山の噴火では、全国から洗濯していない古着や、ぬいぐるみ、額縁、浮輪などが大量に寄せられて、地元の伊達市の負担になった。

 「テレビを見てるだけでなく、被災地のために何かしたいと思っていた」。東京都武蔵野市の中学生、松本加奈さん(13)は、弟の弦大くん(5)、母(40)と一緒に、東京都庁の支援窓口に紙おむつや生理用品を届けた。「少しでも勇気づけたい」と被災地への手紙も書いて添えた。

 東京都は18日から、個人からの支援物資受け付けを始め、21日までの4日間に1万540件の物資が集まった。都は、新品の紙おむつなどの赤ちゃん用品や介護用品など、受付品目を限定し、ホームページで公開している。「食料品や衣料品は、現段階では受け付けを行っておりません」とも説明しているが、宅配便で届く荷物の中にはカップ麺や毛布なども交じっているという。都の担当者は「現地に送れないものが届いても、しばらく庁内でまとめた後に廃棄処分になってしまう」と話し、都のコールセンターやホームページで確かめてほしいと呼び掛けている。

 また、都は個人からの支援物資はできるだけ宅配便を使うよう呼びかけている。それでも、「直接手渡したい」と窓口を訪れる人は少なくなく、支援物資の提供に来た人がさらに窓口の募金箱に寄付したり、ボランティアを申し出ることも珍しくないという。

【中西拓司、田村佳子、山田泰蔵】=つづく

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 ■個人で支援物資を送る際の注意点

・受け付けている品目だけを提供する

・できるだけ品目ごとに段ボール箱単位で

・箱の表面に品目名を大きく記入する

・無理に購入して提供しない

・被災地に直接送らない

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 ■個人の支援物資を受け付ける主な自治体(22日現在)

 ◇群馬県

 カップラーメンなどの保存食、粉ミルク、哺乳瓶、紙おむつなど。段ボール箱に入れるか、ある程度まとめて品目名を大きく記入。郵送不可。県健康福祉課電話027・226・2513。

 ◇東京都

 赤ちゃん用品、高齢者用品、生活用品、飲料水。都内在住者のみ。救援物資受付コールセンター 電話03・5320・4585。

 ◇金沢市

 カップラーメンなどの保存食、飲料水、粉ミルクなど。箱単位で。市防災管理課 電話076・220・2366。

 ◇福井県

 缶詰などの保存食、粉ミルクなど。できるだけ箱単位で。県内在住者のみ受け付け。郵送不可。県地域福祉課 電話0776・20・0326。

 ◇津市

 保存食、粉ミルク、生理用品、乾電池、せっけんなど。郵送不可。市危機管理部防災室 電話059・229・3104。

 ◇大阪市

 毛布、飲料水、タオル、ウエットティッシュ、紙おむつ。箱などで梱包(こんぽう)する。電話での事前受け付けが必要。市市民部地域振興担当 電話06・6208・7427。

 ◇兵庫県

 コートなどの新品の防寒着。県災害対策支援本部事務局 電話078・362・9821。

 ◇西宮市

 缶詰、乾パンなどの保存食、飲料水、粉ミルク、哺乳瓶など。市市民総括室 電話0798・35・3169。

 ◇鳥取県

 保存食、飲料水、生理用品、粉ミルクなど。できるだけ箱単位で。東部総合事務所県民課(電話0857・20・3656)などの県出先機関のほか、鳥取市(電話0857・20・3156)などでも受け付け。県防災局防災チーム 電話0857・26・7584。

 ◇岡山県

 毛布(新品、未使用またはクリーニング済みで清潔なもの)、紙おむつ、バスタオルなど。食料品や衣料品は受け付けていない。県内在住者のみ受け付け。県県民生活交通課電話086・226・7252。

 ◇山口県

 食料、飲料水、衛生用品、各種生活用品など。品目ごとに段ボール箱などに梱包し、品名を表示する。県厚政課電話083・933・2724。

 ◇香川県

 新品または未使用、クリーニング済みの毛布、紙おむつ(幼児用、大人用ともに)など。段ボール箱で。県被災地支援本部電話087・832・3846。

 ◇愛媛県

 飲料水、保存食、粉ミルクなど。箱単位で。県被災地支援本部電話089・912・1000、内線5261か5262。

 ◇高知県

 カップラーメンなどの保存食、飲料水、生理用品、粉ミルク、紙おむつなど。郵送不可。箱単位で。県災害対策本部電話088・823・9018。

 ◇佐賀県

 保存食、飲料水、生理用品、粉ミルク、紙おむつなど。できれば箱単位で。県危機管理センター電話0952・25・7401。

 ◇長崎県

 米(精米、袋入りで未開封)、粉ミルク、飲料水、介護食、介護用品など。郵送不可。できれば箱単位で。県福祉保健課電話095・895・2410。

 ◇大分県

 飲料水、生理用品、使い捨てカイロ、ウエットティッシュ、紙コップ、紙皿など。箱単位で。県被災者支援室電話097・506・3081。

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