笑顔で元気にいつか会えるようにしたいです
問い合わせを頂いていた大きな地震の津波による影響に関して・・・
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3月11日の大きな地震の影響を受けたのは日本だけでないって本当ですか?
避難所にいて何も考えられないでいましたが,避難所から出て少し落ち着きカナダの友人から教えてもらい,このページを見ながら,応援してくれる人がいてくれることを実感しています。
ありがとうございます。
笑顔で元気にいつか会えるようにしたいです。
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メールの返事遅くなりました・・・
11日の日本での津波の後,7時間後にハワイに到達したと聞いています。
その後,米国サンフランシスコにも大波が押し寄せたようです。
地球はつながっていて,海も繋がっていることをこのような仕方でも感じます。
大きなこの被災をともに乗り越えるように協力していきたいです。
正確な情報を取り入れつつ,あせらず少しずつ気持ちの調整ができるように願っています。
****3月14日掲載のナショナルジオグラフィック公式日本後サイトより****
東日本巨大地震の津波、米西海岸にも
3月11日に日本を襲った東北地方太平洋沖地震により発生した津波は太平洋岸の各地に波及した。ハワイ州では浸水の被害が出たほか、米国本土でも北西部やカリフォルニア州の太平洋岸に津波警報・注意報が発令された。
日本時間3月11日午後2時46分、マグニチュード8.9(USGS発表値)の巨大地震が日本で発生した。東京の北東の海中を走り、太平洋プレートが北アメリカプレートに潜り込む日本海溝沿いが震源となった。1900年以降、記録に残るものとしては5番目の大きさとなる巨大な地震だったと、アメリカ地質調査所(USGS)は伝えている。
日本での地震発生から7時間後、津波の第1波がハワイに到達し、その高さはマウイ島やハワイ島では最高で2~3メートルに達したと報じられている。AP通信は、ハワイ島ケアラケクア湾沿いのホテルでロビーが浸水する被害があったと伝えたが、全体的に見れば被害は小規模なものにとどまっている。
アメリカ本土では、津波は現地時間3月11日午前7時15分(日本時間12日午前0時15分)前後に、まずオレゴン州北部の海岸に到達すると予測されていた。テレビ報道によると、実際に津波が最初に到達したのは同州南部の海岸で、到達時刻は午前7時48分だった。
オレゴン州の海岸に到達した津波は比較的小さく、テレビを見る限り高さ90~120センチにとどまった模様だ。日本で宮城県名取市を襲った津波とは違い、白い泡を吹く壁のような波が押し寄せることはなかった。オレゴン州では、今回の津波は10~15分おきに寄せては引く、潮流に近いものだった。
アメリカ西海岸で津波の影響が出たのはオレゴン州より南方のカリフォルニア州で、港湾や船舶が被害を受けた。
カリフォルニア州北部の港町クレセントシティーでは、「港湾施設が被害を受けた」と、同市のリッチ・エネア議員が地元の「タイムズスタンダード」紙に語っている。同紙の記事によれば市の港が被害を受けたほか、35台の船舶が破損したという。
ただし、報道を見る限り、全体的にカリフォルニア州はおおむね津波の被害を逃れたと言えるようだ。
イリノイ州エバンストンにあるノースウェスタン大学の地球物理学者セス・スタイン氏によれば、今回の津波はアメリカでは比較的小規模に終わったものの、その高さは到達地点によって多少異なっていたという。「この違いは、その地域の海底地形(の影響)によるものだ。港によって、高い津波に見舞われたところと、低い津波で済んだところがある」。
例えば、一見浸水被害を受けやすいようにも思える遠浅の海岸の多くはゆるやかに傾斜しており、これが陸地に押し寄せる津波の勢いをそらせ、弱めるため、逆に浸水被害を小さくする効果があると、オレゴン州立大学にあるアクティブテクトニクス海底マッピング研究所(Active Tectonics and Seafloor Mapping Laboratory)に所属する地球物理学者クリス・ゴールドフィンガー氏は解説している。メールで取材に応えた同氏によれば、逆に「周辺の海底地形によって、津波が増幅される場所もある」という。
一方、スタイン氏は、より大きなスケールで見ると、日本からやってきた津波には「長距離移動に伴う影響もある」と指摘し、「波が海底地形によって1カ所に集められる場合もある」と述べている。
ハワイ州当局によると、津波が複数の島の間を行ったり来たりする場合もあり、この場合は持続時間が長くなるという。
11日の津波は、アメリカ北西部の太平洋沿岸に住む人たちへの新たな警告だと、科学者たちは指摘している。この地域のプレートの状況は、今回地震が起きた日本海溝とよく似ている。
オレゴン州立大学の地質学者ロバート・イエーツ氏は報道機関向けの声明で、「今回の地震は、カスカディア沈み込み帯と呼ばれる断層帯で起こりうる地震と、その種類、マグニチュード、震源からの距離がほぼ同じだ」と警告している。イエーツ氏はさらに、「今の日本の光景と同じことが、わが国でも将来起きる可能性がある。ただし、地震への備えは日本の方が上だ」と指摘した。
ノースウェスタン大学のスタイン氏も同意見で、ナショナルジオグラフィック ニュースに対し、「将来のどこかの時点で、(太平洋沿岸のアメリカ)北西部についても今回の地震と同様のシナリオを考慮しなくてはならなくなるだろう」との見解を述べている。
National Geographic News
日本時間3月11日午後2時46分、マグニチュード8.9(USGS発表値)の巨大地震が日本で発生した。東京の北東の海中を走り、太平洋プレートが北アメリカプレートに潜り込む日本海溝沿いが震源となった。1900年以降、記録に残るものとしては5番目の大きさとなる巨大な地震だったと、アメリカ地質調査所(USGS)は伝えている。
日本での地震発生から7時間後、津波の第1波がハワイに到達し、その高さはマウイ島やハワイ島では最高で2~3メートルに達したと報じられている。AP通信は、ハワイ島ケアラケクア湾沿いのホテルでロビーが浸水する被害があったと伝えたが、全体的に見れば被害は小規模なものにとどまっている。
アメリカ本土では、津波は現地時間3月11日午前7時15分(日本時間12日午前0時15分)前後に、まずオレゴン州北部の海岸に到達すると予測されていた。テレビ報道によると、実際に津波が最初に到達したのは同州南部の海岸で、到達時刻は午前7時48分だった。
オレゴン州の海岸に到達した津波は比較的小さく、テレビを見る限り高さ90~120センチにとどまった模様だ。日本で宮城県名取市を襲った津波とは違い、白い泡を吹く壁のような波が押し寄せることはなかった。オレゴン州では、今回の津波は10~15分おきに寄せては引く、潮流に近いものだった。
アメリカ西海岸で津波の影響が出たのはオレゴン州より南方のカリフォルニア州で、港湾や船舶が被害を受けた。
カリフォルニア州北部の港町クレセントシティーでは、「港湾施設が被害を受けた」と、同市のリッチ・エネア議員が地元の「タイムズスタンダード」紙に語っている。同紙の記事によれば市の港が被害を受けたほか、35台の船舶が破損したという。
ただし、報道を見る限り、全体的にカリフォルニア州はおおむね津波の被害を逃れたと言えるようだ。
イリノイ州エバンストンにあるノースウェスタン大学の地球物理学者セス・スタイン氏によれば、今回の津波はアメリカでは比較的小規模に終わったものの、その高さは到達地点によって多少異なっていたという。「この違いは、その地域の海底地形(の影響)によるものだ。港によって、高い津波に見舞われたところと、低い津波で済んだところがある」。
例えば、一見浸水被害を受けやすいようにも思える遠浅の海岸の多くはゆるやかに傾斜しており、これが陸地に押し寄せる津波の勢いをそらせ、弱めるため、逆に浸水被害を小さくする効果があると、オレゴン州立大学にあるアクティブテクトニクス海底マッピング研究所(Active Tectonics and Seafloor Mapping Laboratory)に所属する地球物理学者クリス・ゴールドフィンガー氏は解説している。メールで取材に応えた同氏によれば、逆に「周辺の海底地形によって、津波が増幅される場所もある」という。
一方、スタイン氏は、より大きなスケールで見ると、日本からやってきた津波には「長距離移動に伴う影響もある」と指摘し、「波が海底地形によって1カ所に集められる場合もある」と述べている。
ハワイ州当局によると、津波が複数の島の間を行ったり来たりする場合もあり、この場合は持続時間が長くなるという。
11日の津波は、アメリカ北西部の太平洋沿岸に住む人たちへの新たな警告だと、科学者たちは指摘している。この地域のプレートの状況は、今回地震が起きた日本海溝とよく似ている。
オレゴン州立大学の地質学者ロバート・イエーツ氏は報道機関向けの声明で、「今回の地震は、カスカディア沈み込み帯と呼ばれる断層帯で起こりうる地震と、その種類、マグニチュード、震源からの距離がほぼ同じだ」と警告している。イエーツ氏はさらに、「今の日本の光景と同じことが、わが国でも将来起きる可能性がある。ただし、地震への備えは日本の方が上だ」と指摘した。
ノースウェスタン大学のスタイン氏も同意見で、ナショナルジオグラフィック ニュースに対し、「将来のどこかの時点で、(太平洋沿岸のアメリカ)北西部についても今回の地震と同様のシナリオを考慮しなくてはならなくなるだろう」との見解を述べている。
National Geographic News
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