２５日の県内は、湿った南風の影響で強い雨が降り、伊豆南部を除く全域に大雨警報が発令された。富士市では、２４時間あたりの雨量が過去最多の２６１ミリを記録。静岡市清水区や浜松市天竜区では土砂崩れで県道が通行止めになるなど、県内２８カ所で国道や県道が通行止めとなった。
　また、静岡市内の３カ所で道路が冠水し、同市清水区折戸４では乗用車内の男性２人が一時閉じこめられたが、約２０分後に救出されけがはなかった。
　ＪＲ東海によると、東海道新幹線は上下１６本が運休、８６本が遅れ、約７万７０００人に影響した。在来線は東海道線、御殿場線、身延線で計６０本が運休または部分運休となり、約３万３０００人に影響した。【平塚雄太】