連絡がとれないとお知らせがありました。

電話不通地域もでています。今後も警戒が必要・・・

****NHK****

紀伊半島 非常に激しい雨続く

台風に向かって湿った空気が流れ込んでいるため、紀伊半島付近では非常に激しい雨が降り続き、多いところで降り始めからの雨量が１８００ミリ近くになっています。４日夜にかけても紀伊半島付近を中心に非常に激しい雨のおそれがあり、気象庁は土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒を続けるよう呼びかけています。

気象庁によりますと、日本海を北上する大型の台風１２号に向かって南から大量の湿った空気が流れ込んでいるため、広い範囲で大気の状態が不安定になっています。特に紀伊半島付近では発達した雨雲が次々とかかっていて、午前９時までの１時間には、三重県大台町で７１ミリの非常に激しい雨を観測したほか、三重県御浜町で３８ミリの（激しい雨が降りました。さらに、先月３０日の降り始めからの雨量は、奈良県上北山村で１８００ミリ近くになっているほか、三重県大台町で１４５０ミリ、和歌山県那智勝浦町の色川でも１１００ミリ近くになるなど、各地で記録的な大雨となっています。これまでの雨で中国地方、近畿、東海、北陸、関東甲信越、それに東北の２０の都府県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。さらに兵庫県、和歌山県、それに三重県では川が増水して洪水の危険性が非常に高くなっている地域があります。気象庁によりますと、湿った空気の流れ込みはこのあとも続くため、紀伊半島付近を中心に、東海と近畿では４日夜にかけて５０ミリから７０ミリの非常に激しい雨が降るほか、局地的には８０ミリを超える猛烈な雨のおそれもあります。このほか、四国と関東甲信越、北陸、それに前線の活動が活発になっている北海道でも、４日夜にかけて１時間に３０ミリから４０ミリの激しい雨が降るおそれがあります。５日朝までに降る雨の量はいずれも山沿いの多いところで、三重県で４００ミリ、近畿南部で３００ミリ、甲信で２００ミリ、近畿北部と関東北部、それに北陸で１５０ミリなどと予想されています。さらに九州から東北にかけての広い範囲で台風の強風域に入っているほか、波の高い状態も続く見込みです。特に記録的な大雨となっている地域では、いったん雨が弱まっても再び激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や河川の氾濫、それに低い土地の浸水に対する厳重な警戒を続けるよう呼びかけています。