台風 5人死亡19人行方不明
****NHK****
台風 5人死亡19人行方不明
台風の影響で、各地で被害が相次いでいます。奈良県十津川村で住宅2棟が川に流され、1人が死亡、7人が行方不明になっているほか、和歌山県田辺市で住民5人の行方が分からなくなっているなど、全国でこれまでに5人が死亡、19人が行方不明になっています。
このうち、奈良県十津川村野尻では、3日夜、住宅2棟が川からあふれた水に流されました。2棟の住宅には合わせて11人がいて、4人が病院に運ばれましたが、岡美佳さん(36)が死亡しました。また、7人が行方不明になっています。また、十津川村の上湯川では、3日、山の斜面が崩れて住宅が押し流され、この家に住む田中孝夫さん(73)が死亡しました。4日午前4時前、和歌山県みなべ町清川で住宅の裏山で土砂崩れが起き、土砂に埋まった住宅の中から28歳の男性1人が運び出されましたが、死亡が確認されたということです。また、三重県御浜町では、土砂崩れに巻き込まれ、80代とみられる女性が死亡したと言うことです。松山市では、3日、パート従業員の寺坂富貴さん(45)が川に流されているのが見つかり、病院に運ばれましたが、死亡しました。また、4日未明、和歌山県田辺市で土砂崩れがあり、住宅3棟が全壊して、住民5人の行方が分からなくなっているということです。さらに、4日午前3時半ごろ、兵庫県の加古川市志方町で、自宅が浸水して救助を求めてきた女性の救助に向かっていた53歳の男性の消防署員が、足を滑らせて市内を流れる川に転落して流され、行方が分からなくなっているということです。NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、このほかに、奈良県と和歌山県、広島県、徳島県、鹿児島県で合わせて6人の行方が分からなくなっており、全国でこれまでに5人が死亡し、19人が行方不明になっています。各地でけが人も相次ぎ、これまでに愛知県で24人、兵庫県で15人、三重県で11人など、18の都府県で合わせて90人がけがをしました。住宅への浸水被害も出ています。住宅が床上まで水につかる被害は、和歌山県や兵庫県、埼玉県など、13の道と県で194棟に上っています。住宅の床下が水につかる被害は、兵庫県や岡山県、群馬県など18の道府県で1219棟に上っています。停電の被害も出ています。和歌山県で2万4430世帯が停電しているのをはじめ、三重県、奈良県など7つの県で、合わせて3万8845世帯が停電しています。
トラックバック(0)
このブログ記事に対するトラックバックURL:
コメントする