奈良県天川村のほぼすべての世帯で電気・水道・電話が使いない状況と連絡がありました。

★天川村不明女性 捜索は難航

奈良県天川村で、３日夜、教職員向けの集合住宅が流されて女性１人の行方が分からなくなり、警察や消防が４日から捜索を行いましたが午後には現場付近の川が氾濫するおそれが高まったため、捜索をいったん打ち切りました。
３日夜１１時前、奈良県天川村坪内の教職員向けの集合住宅に住む大原千幸さん（３９歳）から、「住宅の１階が浸水している。助けてほしい」と警察に通報がありました。
警察の調べによりますと近くを流れる「天の川」の水があふれ２階建ての集合住宅が流されていて、大原さんの行方が分からなくなっているということです。
警察と消防は４日６時半から捜索を行いましたが、午後１時ごろ、現場の近くで土砂崩れが起きて川の流れをふさぎ、氾濫のおそれが高まったことから天川村役場は、４日午後１時２０分、流域の２７７世帯５９６人に避難指示を出しました。
これを受けて４日の捜索は打ち切られ、５日以降の捜索は現場の状況をみて判断することになりました。
村によりますと、４日午後５時現在で、川の上流にある坪内地区や南日裏地区では川の水があふれて住宅などが浸水しているということです。
また、村では、ほぼすべての世帯で電気や水道、電話が使えない状態になっているということです。

09月05日　10時32分