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今回の台風による大雨で「せき止め湖」6か所で確認

心配されています「せき止め湖」に関して

奈良県十津川村の十津川の支流と、和歌山県田辺市の熊野川、和歌山県みなべ町島之瀬の南部川の3か所。

奈良県の黒滝村赤滝と、野迫川村北股、天川村坪内の合わせて3か所。

****NHK****

「せき止め湖」6か所で確認

9月6日 16時40分

今回の台風による大雨で、奈良県や和歌山県では、崩れた土砂で川がせき止められ、湖のようになっている場所が、これまでに6か所確認されました。国土交通省は、それぞれの場所を詳しく調べて、決壊のおそれがある場合は緊急の対策工事を行う方針です。

このうち、奈良県十津川村の十津川の支流と、和歌山県田辺市の熊野川、和歌山県みなべ町島之瀬の南部川の3か所は、国土交通省が派遣した調査チームが、上空から確認しました。また、奈良県の黒滝村赤滝と、野迫川村北股、天川村坪内の合わせて3か所でも、役場の職員や消防団員などが、土砂が川をせき止めて湖のようになっているのを確認したということです。これらの「せき止め湖」が決壊すると、土石流が起きる場合があり、下流の地域に大きな被害が出るおそれがあります。このため国土交通省は、上空と地上から調査を進め、たまっている水の量やせき止めている土砂の状況を詳しく調べて、どの程度、決壊のおそれが迫っているのかを判断することにしています。そして県や市町村と連携して、緊急性の高いところから決壊を防ぐ対策工事を始め、場合によっては下流の地域の住民を避難させることも検討するということです。具体的な対策としては、川をせき止めている土砂を掘って仮の排水路を造ったり、排水ポンプを使ったりして水を下流に流します。また、せき止められた土砂が水と一緒に流れ出る土石流の被害が予想される場合には、下流に土砂をせき止める堤防を設置する場合もあるということです。平成20年の岩手・宮城内陸地震では15か所のせき止め湖ができましたが、国土交通省が緊急対策として24時間態勢で工事を進め、2次災害の発生を防ぎました。

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