田辺市のせき止め湖 危険な状況
田辺市熊野と五條市大塔町赤谷、野迫川村北股については、夕立程度のまとまった雨が降ると、水があふれ出して土砂災害が発生するおそれがあると警戒の呼び掛けです。
****NHK****
田辺市のせき止め湖 危険な状況
9月16日 16時15分
国土交通省近畿地方整備局は、和歌山県田辺市のせき止め湖の流域で、降り始めからの雨量が満水になるまでの雨量として推定していた10ミリを超えたと発表しました。水はあふれ出していませんが、危険な状況になっているとして、避難の徹底を呼びかけています。
近畿地方整備局は、奈良県と和歌山県の5つのせき止め湖のうち、田辺市熊野と五條市大塔町赤谷、それに、野迫川村北股については、夕立程度のまとまった雨が降ると、水があふれ出して土砂災害が発生するおそれがあるとしています。このうち田辺市熊野では、16日午前中から雨が降り出し、午後1時すぎに、降り始めからの雨量が、せき止め湖が満水になるまでの雨量として推定していた10ミリを超え、午後3時には21ミリになったということです。土砂から水面までの差は、午後3時現在、2メートル60センチで、水はあふれ出していませんが、水位はこれまでの下がる傾向からほぼ横ばいに変わり、危険な状況になっているとして、近畿地方整備局は、避難の徹底を呼びかけています。また、レーダーで解析したところ、五條市などのせき止め湖の流域でも弱い雨が降り始めているとみられるということで、引き続き警戒を呼びかけています。
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