台風15号は那覇市の東200キロの海上をゆっくりとした速さで西北西へ
沖縄本島那覇市内では16日21時30分現在、雨は降っていません。風は強まっています。豪雨の被害が出ている紀伊半島で被害がさらに大きくならないよう・・・願っています。
****NHK****
台風15号 土砂災害のおそれ
9月16日 21時24分
台風15号の影響で、沖縄・奄美では風が強まり、東海と西日本の太平洋側では局地的に非常に激しい雨が降っています。豪雨の被害が出ている紀伊半島では、新たな土砂災害が発生するおそれがあり、気象庁は、警戒を呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、台風15号は、午後6時には那覇市の東200キロの海上をゆっくりとした速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の北東側520キロ以内と南西側410キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。東海と西日本の太平洋側では、台風の周辺を回る湿った空気が流れ込んで局地的に非常に激しい雨が降り、紀伊半島でもところによってやや強い雨が降っています。午後8時までの1時間には、高知県室戸市の佐喜浜で39ミリ、松山市で29.5ミリの雨を観測しました。台風は、17日にかけてやや発達しながら遅い速度のまま西寄りに進み、沖縄・奄美では非常に強い風や大しけが長時間にわたって続く見込みです。これから17日にかけて東海と西日本の太平洋側では、局地的に1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあり、沖縄・奄美でも断続的に雷を伴って1時間に30ミリから40ミリの激しい雨が降る見込みです。また、北日本にある前線の影響で東北北部でも17日は局地的に1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。17日の夕方までに降る雨の量はいずれも多いところで、▽和歌山県と三重県、それに四国の太平洋側で300ミリ、▽四国の瀬戸内側で250ミリ、▽奈良県と九州南部で200ミリ、▽九州北部で150ミリ、▽沖縄県と鹿児島県奄美地方、近畿中部、三重県を除く東海、それに東北で100ミリから120ミリと予想されています。台風12号による豪雨で被害が出ている紀伊半島では、さらに17日の夕方から18日にかけて、多いところで50ミリから100ミリの雨が降ると予想され、新たな土砂災害が発生するおそれがあります。気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するとともに、強風や高波などにも十分注意するよう呼びかけています。
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