福島県台風15号被害状況
福島県台風15号被害状況
*****福島放送局*****
雨量・水位情報
9月22日11時43分
福島県郡山市は市内を流れる2つの川の水位が上昇し、決壊する恐れがあるとして一時、6万6000人を超える住民に避難指示を出しました。避難指示はけさ解除されましたが、依然として住宅街では水が引かないままで消防や警察では救助活動を続けています。
郡山市は市内を流れる阿武隈川とその支流の逢瀬川が氾濫危険水位に達し、決壊する恐れがあるとして昨夜、川の流域の住民2万7323世帯、6万6335人に避難指示を出しました。その後、水位が下がり決壊する恐れはなくなったとしてきょう午前8時55分にすべて解除しました。
しかし、郡山市の2つの川の周辺の住宅街ではけさも広い範囲で水が残っていて中には水が大人のひざくらいまでの高さに達するところもありました。このため市内では住宅から外に避難できずに救助を求める通報が相次いで寄せられ、消防などではボートなどを使って救助活動にあたっています。
消防によりますとこれまでのところ昨夜からけさ8時までに183人を救助したということです。けが人はありませんでした。
また、消防などでは水をポンプで吸い出し、川に戻す作業を続けています。川の周辺の住宅では土砂にまみれた家財道具などの後片づけに追われていました。
川の近くに住む女性は住宅1階の物置が水に浸かる被害を受けていて「ここまで水につかったのは初めてです。本当に驚きました」と話していました。
また、市内の路線バスを運行する福島交通では川沿いの車庫に水が押し寄せました。福島交通は昨夜8時半以降市内のすべての路線を運休し車庫にバスを戻していましたが押し寄せた水で車庫にあったおよそ70台のバスが水に浸かりました。
このため、きょう市内のおよそ60ある全ての路線のほか仙台行きなど5つの高速バスの路線が運休していて、運行再開のめどはたっていないということです。
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