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台風 10人死亡5人行方不明

*****NHK*****

台風 10人死亡5人行方不明

9月22日 12時48分 

今回の台風で、これまでに全国で10人が死亡、5人の行方が分からなくなっているほか、合わせて314人がけがをしています。

このうち仙台市では、21日夜から宮城野区にある市の下水道管理センターの男性職員2人が行方不明になっていて、このうち61歳の職員は見つかりましたが、22日午前死亡が確認されました。また、静岡市清水区では、住宅の裏山が崩れ、家にいた101歳の女性の行方が分からなくなっていましたが、22日朝から警察などが捜索したところ、午前中に遺体で発見されました。このほか、静岡県では、沼津市の海岸で台風による高波にさらわれた父親を助けようと海に飛び込み、行方が分からなくなっていた44歳の男性が22日朝、遺体で見つかりました。また、22日未明、岩手県二戸市浄法寺町で、崩れた裏山の土砂が住宅に流れ込み、65歳の女性が死亡しました。神奈川県相模原市では、21日、路線バスの45歳の運転手の男性が、台風による強風で電柱から垂れ下がっていた電線を手でつかんでよけようとして感電し、死亡しました。名古屋市中村区では、21日、庄内川で58歳の男性が死亡しているのが見つかったほか、20日、ビルの屋上で大雨で詰まった排水溝を直す作業をしていた66歳の男性が路上に転落して死亡しました。愛媛県西予市でも、家族に「川の様子を見に行く」と言って出かけた79歳の男性が21日、川で遺体で見つかりました。佐賀県唐津市の漁港では、漁船の係留作業をしていたとみられる71歳の男性が海に浮いているのが見つかり、20日、死亡しました。岐阜県では、21日、御嵩町の国道の土砂崩れ現場で、車の中から土岐市の62歳の男性が遺体で見つかりました。さらに、山梨県身延町では、21日夜、国道の橋からブラジル人の男女2人が川に転落しました。男性は中州にいるところを22日朝、ヘリコプターで救助されましたが、女性の行方は分かっていません。岐阜県の多治見市では、20日、小学4年生の男の子が用水路に流されて行方が分からなくなるなど、全国で10人が死亡、5人が行方不明になっています。けが人も相次いでいます。このうち、静岡市駿河区では、強風にあおられて道路に倒れた30代の女性が頭に大けがをするなど、静岡県内で93人がけがをしました。今回の台風で静岡、埼玉、兵庫、神奈川、東京など、22の都道府県で合わせて314人がけがをしました。

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