「東北の人に使ってもらって下さい」
振り込み詐欺被害のように年配の方にうそをつきだます悪質なことを考える心が悲しくなります。が,逆に「こんな心の方もいます」と感じるお知らせを受けました。
トイレに「東北の人に使ってもらって下さい」と書かれたメモとともに現金1000万円が置かれていたとの知らせです。
"本当に必要な場所で役立てて欲しい"そんな心を感じます。
お金は本当に価値にある仕方で用いるなら助けにも力にもなりますが,お金を欲する心は詐欺のような年配の方にうそをついてだます詐欺をたくらむのですから・・・いろいろ考えさせられます。
まず・・・それぞれが"自分の心を守る"その大切さを感じます。
*****埼玉放送局*****
坂戸市役所に1000万円
埼玉県坂戸市役所のトイレに「東北の人に使ってもらって下さい」などと書かれたメモとともに現金1000万円が置かれ、坂戸市は東日本大震災の義援金として全額を寄付することになりました。
坂戸市によりますと、現金が見つかったのは今月22日の午後2時前で、坂戸市役所の1階にある障害者用のトイレの中にレジ袋に入れて置かれているのを市の職員が見つけました。
職員が中身を確認したところ、100万円の現金の束10個、あわせて1000万円が入っていたほか、「わしはひとりぽっちです。東北の人に使ってもらって下さい」と手書きで書かれたメモも添えられていました。
さらにレジ袋の中には坂戸市が、ことし3月、東日本大震災の義援金を募るために市内の各世帯に配ったチラシも入れられ、チラシの「義援金受け付け」の欄に赤い線が引かれていました。
坂戸市は警察と相談した結果、遺失物としては届けずに、全額を東日本大震災の義援金を受け付けている日本赤十字社に寄付することを決めました。
当面3か月ほどは本人から連絡があるかもしれないとして市で保管するということです。
坂戸市役所の木村裕庶務課長は「見つかった時には非常に驚きました。1000万円という多額の寄付金に大変感動しています。寄付された人の意思を尊重してこのお金は義援金にあてたいと考えています」と話しています。
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