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南水さん 下町庶民文化賞 おめでとうございます

これまでの日々があってこそ。南水さん下町庶民文化賞 おめでとうございます。

****東京新聞 2011年12月13日掲載****

下町庶民文化賞 一葉作品語り部 熊沢南水さんら

高井会長(左)から「下町人間庶民文化賞」を受ける熊沢さん=台東区で

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 下町人間庶民文化賞の表彰式が十一日、台東区の浅草寺伝法院で開かれ、樋口一葉作品の語り部で、浅草の洋食店「ヨシカミ」おかみ、熊沢南水さん(70)ら五人が受賞した。

 同区を拠点に活動する「下町人間の会」が「下町のノーベル賞」として、庶民の暮らしと文化、平和を守ってきた個人や団体を毎年表彰しており、今年で二十六回目。

 ほかの受賞者は、女優の吉永小百合さん(66)、高知県太平洋核実験被災者支援センター事務局長の山下正寿さん(66)、文京民主商工会の元事務局長の大村興嗣さん(72)、下町人間の会名誉会長の山口義夫さん(81)。

 故人対象の特別功労賞は、作家の今崎暁巳さん、文化集団「天狗(てんぐ)講」事務局長の佐々木良文さん、下町人間の会の前事務局長の鈴木時夫さんに贈られた。

 同会の高井統嗣会長から賞状を受けた熊沢さんは「賞を励みに精進したい」と話し、一葉の「たけくらべ」を朗読した。 (伊東浩一)

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