ワールドウィングでトレーニングを受けることができ感謝しています
そうなのです。兄(島袋勉)は両足義足になり走り出して7年目にしてトレーニングを受けて新たな取り組み始めています。
今回,兄がワールドウィングで初動負荷トレーニングを受けることができたことに深く感謝しています。10年前、2001年4月10日の事故直後は幻視痛を耐えるのが精一杯でした。
救急医療センターで術後リハビリが始まると歩けるようになりたいその目標に向けて懸命に努力してきました。会社が倒倒産直前と知ると急いで退院し立て直しに集中し,倒産の危機を乗り越えたら今度は一番苦手な長距離を走ることに挑戦し始めたのです。
2004年11月に長く歩く訓練を続け3キロのトリムマラソンで初挑戦。その翌月2004年12月12日にホノルルマラソンへ挑戦。12時間59分29秒という長い時間,痛みで苦しみながらやっと前進し続けてのゴールでした。
その後マラソン大会を本人は「あきらめないトレーニング」との思いで走り出しました。なかなか実際に練習する時間を調整できないのでエントリーして走る状況を作り,そこで42,195キロ前進し続けあきらめない訓練をしたいようで次々エントリーしていました。
毎回,兄は極限まで痛みを堪え前進し続けるのであまりマラソンが続くと私は体への影響も気になっていました。兄が両足義足の状態で今後も走り続けるためには適切なトレーニングを受け,これからも長期的に自分がしたいことを続けられるように願っていたのです。
しかし,兄もしなければならないことや,急いでしたいことがあるようでなかなかトレーニングを受ける機会がなかったのです。それが今回,ツール・ド・おきなわの後,課題に取り組む方法を考えていましたらトライアスロン監督の八尾彰一さんより初動負荷理論による小山先生のトレーニングに関する具体的なことを教えていただいたのです。
それから小山祐史さんの衝動不可理論をを著書で読み連絡をさせていただきトレーニングを受けることができたのです。本日,那覇へ帰ってきます。また話を聞きにいらしてください。少し思い込みが改善されて,今回の学ばせていただいたことを当てはめて課題に向けて工夫しつつ取り組むと思います。
これも八尾彰一さんや木下和久さん,大谷育弘さんが兄と共にツール・ド・おきなわへチャレンジくださったお蔭です。どうもありがとうございます。
(←写真:ツール・ド・おきなわ2011を終え,那覇空港に向かう直前まで兄の課題に向けて八尾さん・大谷さん・木下さんは共に考えてくださっていました)
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