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「笑顔は心のバロメーターが今も役立っています」

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「笑顔は心のバロメーターの記事が今も役立っています」

と,ニューヨークのsaoriさんより昨日メールが届いていました。どうもありがとうございます。

「笑顔は心のバロメーター」の記事を書いてくださったのは琉球新報社の与那嶺松一郎さんです。よければ琉球新報社の与那嶺松一郎さんへ感謝の気持ちをお伝えください。

あれから,もうすぐ7年ですね。そう・・・あれから兄は40回以上のマラソン大会に出場しています。

リクエストの記事です↓7年近くが経過しているのに,今も役立っているのでしたら与那嶺松一郎さんも喜びだと思います。お知らせください。

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琉球新報2005年1月13日掲載

「笑顔は心のバロメーター」
与那嶺松一郎(中部支社報道部)


年の瀬に、1通の手紙が届いた。11月の中部トリムマラソン大会で「両足義足のランナー」として紹介した島袋勉さんの妹、栗田智美さんからだった。


「兄のホノルルマラソン完走のご報告」との書き出しに、度肝を抜かれた。


中部トリムで3キロの部を完走した島袋さんは、「夢はホノルル」と笑顔をふりまいていた。だが、初めての長距離走で、それからひと月余りしかたっていなかった。


「懸命の特訓を重ね、いつの日か必ずや夢を実現してくれるのだろう」と数年後の感動ドラマを勝手に期待していたのだが、再会した島袋さんは「義足だからって、できないことは何一つないんじゃないかな」とあっけらかんと笑った。


「苦難を乗り越え」などと湿っぽい常とう句を使いそうになる取材の思惑は、いつだって軽やかに裏切られてしまう。


沖縄キリスト教短期大学に推薦入学を決めた美里高校の比嘉秩里さんは、生まれながらの聴覚障害だが、音のない世界でダンス部に所属。両手の人さし指をほおに当て、「ダンスは笑顔が一番でしょ」とほほ笑んだ。


高原小の新垣亮磨君は、仲間を率先するように車いすで活発に学校生活を送る。少年野球チームの練習にも顔を出し、「阪神の金本選手が好き」と胸を張る。

どこまでも自然体で明るい。栗田さんからもらった手紙には「心に障害のない意欲」とあった。笑顔は心の健康度を図るバロメーターだ。

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