元気で再び会える喜び
来月4月10日で,兄(島袋勉)は事故から11年。
妹の私から見ても,兄は自分の身に生じた新たな状況を受け入れ,常に一生懸命にやってきたと思います。今も。ハラハラさせられることは多くありましたが(苦笑)
そんなことを考えていますと,長野の病院で入院中に同室となり,とてもよくしていただいた長野在住の山田さんより連絡を頂きました。
同室になった山田さんは一カ月ほどで先に退院されましたが,退院後何度も兄のお見舞いに病室によってくださって兄は「長野マラソンを走りたい!!!」と,言っては山田さんを驚かせていました。
冬に兄が「スキーに行く」と話すと,マウンテンバイク用のプロテクターをプレゼントしてくださったり。マウンテンバイクのことを兄と目を輝かせて話されていた山田さん。
沖縄でお会いするのは初めてなだけに喜びの再会となりました。
「島袋さんと病院で同室にならなかったら,私はマラソンなんて走ることなかったです。」と優しい目を細めて語る山田さん。兄が両足がなくなっても「マラソンを走りたい!」と,言うのを聞いて挑戦されることにしたそうです。
それから長野マラソンを5回走られたそうです。山田さんが最初に長野マラソンに挑戦された後,届いたメールを今もよく覚えています。とてもうれしく感じました。腰痛の手術の後で,ゆっくりと真っすぐ病室を歩いておられた山田さんを見ているだけに感激。
長野マラソンは兄にとって制限時間が厳しい大会ですが,兄は入院当時から「走りたい!」と,言い続けているマラソンです。目標の一つですのでいつか一緒に走れる日を楽しみにしているようです。
山田さんは術後,マウンテンバイクからマウンテンサイクリングへ。そして毎年夏!ツールド乗鞍へチャレンジされているそうです。
同じ病室で過ごした山田さんや兄のことを思い返えすと,山田さんも兄もこんなに元気で再び会えることが嬉しくて。
入院中当時2歳でした娘さんが今年,小学校卒業とのこと。大きくなられた娘さん。そして退院直前にお会いした際,奥様は臨月とお聞きしました。そのすぐ後に誕生した息子さんが野球少年に!
そして,一番下の"まほちゃん"にも会えて喜びの時間。来てくださってどうもありがとう。
(←写真:2002年12月)
トラックバック(0)
このブログ記事に対するトラックバックURL:
コメントする