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雷や「ひょう」といった積乱雲の接近を示す急な天気の変化に注意

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各自ができることとして地元の気象台の情報を確認し雷や「ひょう」といった積乱雲の接近を示す急な天気の変化にも注意していきましょう。

********NHK*********

竜巻注意情報 的中の割合低い
5月7日 19時23分

 

竜巻などの突風に注意を呼びかける「竜巻注意情報」は、予測が的中する割合が低いのが実情で、気象庁は、雷注意報などの情報や身の回りの急な天気の変化にも十分に注意してほしいと呼びかけています。

「竜巻注意情報」は、平成18年に宮崎県延岡市や北海道佐呂間町で竜巻の被害が相次いだのをきっかけに、気象庁が平成20年3月から運用を開始しました。
気象レーダーの観測などで、発達した積乱雲が近づくと予測されたときに県や地域ごと発表され、今回の突風被害の前後にも関東の各地を対象に発表されていました。
しかし、積乱雲は急激に発達することがあり、突風がいつ、どこで発生するのかを細かく予測するのは難しいのが実情です。
「竜巻注意情報」は、全国で去年1年間に合わせて589回発表されましたが、実際に突風が発生したのはこのうちの8回で、予測が的中した割合は1%ほどにとどまり、反対に情報が出ていないときに突風が発生したケースも31回ありました。
このため、気象庁は、大気の状態が不安定になることを伝える「雷注意報」や地元の気象台の情報、さらに、雷や「ひょう」といった積乱雲の接近を示す急な天気の変化にも十分注意してほしいと話しています。

今後も突風に注意を

気象庁によりますと、竜巻などの突風は、台風や前線などの影響で大気の状態が不安定になりやすい夏から秋にかけて多発する傾向があります。
過去に発生した突風は、7月から10月にかけてが半数余りを占め、5月や6月も比較的発生が多いため、これからの季節は特に注意が必要となります。

<突風の兆し>

竜巻やダウンバーストなどの突風は、発達した積乱雲の下で発生します。
このため、▽黒い雲が見えてあたりが急に暗くなる、▽稲光が見えたり雷の音が聞こえたりといった積乱雲の接近を示す天気の変化に注意を払う必要があります。
▽急に冷たい風が吹いたり、▽大粒の雨やひょうが降り出したりした場合は突風の危険性が迫っているおそれがあります。

<身を守るには>

気象庁によりますと、突風から身を守るために、屋外にいるときは直ちに鉄筋コンクリートなどの頑丈な建物に入って安全を確保することが必要です。
突風が発生した場合は車や物置などは吹き飛ばされることがあり、電柱や立ち木が倒れてくるおそれがあります。
また、建物の中にいる場合も風圧や飛んできた物で窓ガラスが割れることがあるため、できるだけカーテンを閉めて窓から離れることが大切で、万が一、建物が突風に巻き込まれた場合は地震のときと同じように、机の下などに入って身を守ってほしいと話しています。

 

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