被害が大きくならまいよう注意していきましょう。
******台風情報、沖縄地方*****
台風気象情報、台風第11号:沖縄地方
10 時間後まで有効地域: 沖縄地方
2 時間 7 分前に発表 - 気象庁
[台風の現況と予想]
強い台風第11号は、6日9時には日本の南(南大東島の南南西390キロ)の
北緯22度25分、東経130度20分にあって、1時間におよそ15キロの速さで
北へ進んでいます。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速
は40メートル最大瞬間風速は60メートルで中心から半径150キロ以内では
風速25メートル以上の暴風となっています。
また、中心の南東側500キロ以内と北西側330キロ以内では風速15メート
ル以上の強い風が吹いています。
台風の中心は、12時間後の6日21時には南大東島の南南西約260キロの
北緯23度35分、東経130度20分を中心とする半径90キロの円内に達する
見込みです。中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40
メートル、最大瞬間風速は60メートルが予想されます。予報円の中心から半
径240キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
24時間後の7日9時には南大東島の南西約150キロの北緯24度40分、
東経130度20分を中心とする半径160キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最
大瞬間風速は60メートルが予想されます。予報円の中心から半径300キロ
以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
48時間後の8日9時には奄美大島の南約170キロの北緯26度55分、東
経129度50分を中心とする半径200キロの円内に達する見込みです。
中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最
大瞬間風速は60メートルが予想されます。予報円の中心から半径350キ
ロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
72時間後の9日9時には九州の南の北緯29度20分、東経129度25分
を中心とする半径300キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は955
ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メー
トルが予想されます。
予報円の中心から半径440キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に
入るおそれがあります。
なお、台風の中心が予報円に入る確率は70%です。
[防災事項]
<強風・暴風>
大東島地方では、東の風が強く吹いており、6日夜には非常に強く吹く見込
みです。陸上、海上とも強風に注意してください。また、大東島地方では、7日
明け方から暴風となる見込みです。
沖縄本島地方でも、7日未明から北風が強く吹く見込みです。強風に注意して
ください。また、8日は暴風となるおそれがあります。
予想される最大風速(最大瞬間風速)
6日
大東島地方 東の風 20メートル(30メートル)
7日
大東島地方 南の風 40メートル(60メートル)
沖縄本島地方 北の風 23メートル(35メートル)
<高波>
沿岸の海域はうねりを伴い、大東島地方では大しけとなっています。高波に
警戒してください。沖縄本島地方ではしけており、7日には大しけとなる見込み
です。また、先島諸島では波が高くなっています。
海上や海岸付近では、高波に十分注意してください。
なお、大東島地方では、7日は猛烈なしけとなる見込みです。
予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
6日 7日
大東島地方 7メートル 10メートル
沖縄本島地方 5メートル 6メートル
先島諸島 3メートル 3メートル
<雷>
大東島地方では7日にかけて、沖縄本島地方では7日は、落雷や突風、急な
強い雨に注意してください。
今後、地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
次の情報は、6日16時30分頃の予定です。
推奨される対応
台風に備える
- 屋根瓦やトタンを補強する
- 風で屋根瓦が飛べば、けがでは済まされない事故になることもあり得ます。
- また、雨漏りの心配がないか、外壁のひび割れはないかなども確認しておき
- ましょう。さらに、テレビのアンテナや倒れ る可能性のある塀、自転車や鉢植
- えのように飛ばされる恐れのあるものは、ロープで固定したり屋内にしまった
- りといった対策をとりましょう。
- 事前に排水設備の点検・掃除をしておく
- 排水溝のつまりが原因で、道路や庭などに雨水が溜まると、地下室・駐車場
- などが被害を受けます。ベランダの排水溝や雨どいが、落ち葉やゴミなどで
- 詰まっていると2階以上への浸水や天井裏> への浸水などが発生することが
- あります。雨水の排水設備関係の点検・掃除を心がけましょう。
- 懐中電灯や食料などを用意する
- 断水や停電となる可能性があります。懐中電灯や情報を収集するためのラジ
- オ買い物に行けないことも考えて数日分の飲料水や食料を用意しておくといい
- でしょう。
- 家財道具を高い場所へ移す
- 水に濡れると高価な家財道具も台なしです。浸水被害に遭うと困るものは上階
- など高い場所へ移しましょう。できれば浸水被害に対応する損害保険(火災保
- 険の特約等)にも加入しておくとよいで しょう。
- 低地の居住者は土のうなどを用意する
- 低地や川沿いの住居には、浸水をせき止めたり浸水の時間を遅らせたりするこ
- とができる土のうの活用も有効です。土のうがないときは、ゴミ袋に水を入れて
- 水のうをつくり、コンクリートブロッ クで固定するとか、水の入ったペットボトルを
- ダンボールに詰め、簡易の堤防にするといった代替方法もあります。
- 地下にいる場合は注意する
- 地下鉄や地下街、地下駐車場などは浸水の恐れがあるので注意しましょう。
- エレベータを使わない
- 地下にある電気室や機械室などが浸水するとエレベータが停止する可能性が
- あるため、エレベータの使用は控えましょう。
- 通過中は外へ出ない
- 台風の際は、建物内で通り過ぎるのを待つのが基本です。通過しているときは
- 外へ出ないようにし、河川や用水路の見回りは危険ですのでやめましょう。
- また、屋根の補修は台風が近づく前に済 ませておきましょう。
- がけ崩れに注意する
- 勾配が30度以上、高さが5m以上の急傾斜地は、一般的にがけ崩れの危険性
- が高いとされています。「急傾斜地崩壊危険箇所」と呼ばれ、自治体のホーム
- ページなどで確認できます。がけにひびが> 入ったり、小石が落ちてきたり水が
- 噴き出したりしたら、がけ崩れの危険が高まっています。丈夫な建物の上階に
- 避難しまし
- ょう。
- 浸水の被害を想定する
- 高潮、増水の恐れがある地区では気象情報や行政からの情報に特に注意を払
- い、すぐ避難できるように準備しておきましょう。
- 避難準備情報が出された場合は、速やかに要援護者の避難を
- 行政から避難準備情報が出たら行動能力の低い人々を優先に、自動車等を使
- って速やかに安全なところに移送しましょう。
- 高齢者や障害者、乳幼児らを抱えた家族等が対象です。
- 高台などの避難所 、親類縁者の家、福祉施設等を利用してください。
- 行政から避難勧告が出た場合は、複数で行動する
- 行政から避難勧告が出たら戸締まりをして、近所の人に声をかけ、一緒に徒歩で
- 避難しましょう。
- 運動靴やトレッキングシューズなら、冠水した道路も比較的歩きやすいでしょう。
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