« 前へ | トップページ | 次へ »

『寒いとか、暑いとかではなくて、大切なことはあきらめないことじゃないかしら』

[ ]
外出して帰る際に母の手がとても冷たく顔も白くなっておりましたので、私が
「miekoさん 大丈夫?つめたくなっちゃたね。寒い?」と質問しました。
するとmiekoさん冷たい手で私をしっかり握り
『寒いとか、暑いとかではなくて、大切なことはあきらめないことじゃないかしら』
と白い顔で語るのです。
「でもmiekoさん....寒い時は、寒いって言っていいのよ」
と目を見て私が話しかけると
『寒いとか,暑いとか言っていては...だめじゃないかしら...せっかき生かしていただいているのですから寒いのを我慢するぐらいはさせていただきます
と、私の目を見て穏やかに語るのです。
母が常に語る言葉ですが、この冷たい手で真っ白な顔で語る姿にあらためて考えさせられました。
確かに母はどんなに真夏の暑い日にも「暑い」と言わず、手足が冷たくなって風の強い寒い日でも「寒い」とも言わずに過してきたことを思い返しています。
ご感想やメッセージを、コメントやトラックバックでお気軽にお寄せください。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメントする