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兄は両足を失った機能を補うためにも脳に刺激となる挑戦を続けて

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庭に咲く月桃の花。 ひっそりと実に見事。
生物をよく観察しその仕組みや,組み込まれている働きを研究し,応用するために努力してくださっ方のお陰で医療や様々な技術が開発されてきたことに感謝しています。
兄(島袋勉)が16年前に事故で両足が義足になり「義足が進歩しているので島袋さんの義足は人間の本当の足のようですね。」って言われることがあります。義足を装着して物理的に動けるのはとても感謝していますが、どんなに機能が優れていると言われる義足でも、人間の足と「義足」は別物と感じます。
義足を装着しながら活動されている方は皆さんいろいろな面で神経を使い工夫されています。本当の足の機能を助ける補助的な働きとして上手く付き合うように努力されています。
義足には人体で感じる「感覚」は備わっていないのですから...。人間の身体はすべて繋がっていて本人が意識しなくても連動していることが兄を見ていて、私にもわかります。
兄が日産NOTOを運転するようになり、「踏み間違い衝突防止アシスト」の機能があると思うだけで「気持的にとてもいい」と思うのは感覚のない義足で自動車にアクセルペダルやブレーキペダルを踏む時にこれまでかなり神経を使っていたからだと思います。
自動車の技術開発にも動物の動きやしくみの研究により、さらに安全な技術開発が可能になっていることを考えると、感謝が深まります。
兄は両足を失った機能を補うためにも脳に刺激となる挑戦を続けています。前に向かい意欲があることは嬉しいことです。
satomi kurita20170035.jpg
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