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生きたい

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意識がなくなったり,呼吸ができなくなったりしてもその時その時の母の状態に懸命に向き合えるのは,そのような時に備えて以前からよく話し合い,家族全員が母の率直な気持ちを聞いているからだと思います。
家族が母本人の意思を確認できているのは,本人が自分に対しても死に対しても向き合い,その時,その時,素直に語ってくれたからです。繰り返す脳の手術前もそうでしたが,感染や様々な後遺症が出て苦しむことがあってもその後も,母の意思は一貫しています。
これまでも意識がなくなることや心臓が一時的に止まったことがありましたが,その後に脳が繋がった時に「次そうなった時,どのように対処してほしい?希望があったら教えて」と,包み隠しのない気持ちを聞くようにしてきました。
今回も意識が戻り,意思の確認ができるようになったので,聞いてみると「病院ではなくて最後まで自宅で生きたい」と,語る母でした...。「自宅で死にたい」ではなく,「自宅で生きたい」と語るのも母らしく励まされています。その言葉は家族にとっても良い意味で覚悟しベストを尽くしたくなるのです...。
島薔薇や部屋に差し込む光にも励まされています...
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