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桃が大好きな母・・・

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桃が大好きな母・・・

毎年,この時期になると甘~い桃を和歌山より贈ってくださる松本守信さん。どうもありがとうございます。

『まあ!まあぁぁぁ!!!!』母は感謝しつつ・・・味わいかみしめています。

私が小学校1年生の夏休みに兄(島袋勉)と母と3人で京都へ向かい,出張先より帰国する父と合流。

父と合流するまで,京都で滞在中,桃を食事かわりに朝,昼,晩と食べたような・・・。当時(1973年)は,日持ちがしないこともあり沖縄で桃を食べれる機会がなかったのでしょう・・・。

母は若い頃(1956年頃),東京在住宇の頃から桃が大好きのようです。その後も、今も。入院中に「何か食べたいのある?」と尋ねると・・・朦朧としていても・・・「桃が食べたいね・・・」と(笑)

そんな母へ・・・毎年・・・桃の産地・和歌山より贈ってくださる松本さんのお気持ちに感謝しています。

今日7月10日・・・母が信号待ちで停止中に後部より追突された事故の日。母の事故から21年・・・。いろいろなことがあっても,母も多くの方に支えていただき,深い愛を感じつつ・・・過ごせています。

1989年に母が事故後に入院し脳手術・・・最初の手術は大きな手術でしたので3ヶ月入院・・・。退院しても,ほとんど起きれなくて・・・。一年ほど経過して入院,再手術となりましたが,事故から180日以上経過してからは因果関係がハッキリしないと・・・結局最初の入院や手術に関する費用しか加害者からの保険は適用されませんでした。

それから入退院を繰り返し・・・12回も脳手術の必要が生じるとは・・・思ってもいませんでした。しかししかし,今も生かされていて本当に感謝・・・。危篤になって後・・・いくつもの障害はありますが瞬間・瞬間を一所懸命生き感謝に満たされて過ごせるのは・・・喜び。

その母自身が子供の頃のことや・・・兄(島袋勉)や私が誕生した時のことは・・・昨日のことのように鮮明に話せるのですから・・・。生かして頂いている喜びを母も感じて一日一日を過ごせています。

時々,分からなくなってしまい疲れ果ててしまいますが・・・(苦笑)それでも『お母さん,笑って』と話しかけると,笑顔になるのは・・・子供の頃から母が培ってきた素直さのように感じています。

人にはいつ何が生じるか?分かりませんが,どんな変化が身に生じても感謝の気持ちを抱いて生きていたいです。そのためにも感謝の理由を思い巡らせる習慣を身につけて,感謝回路をしっかり保ちたい・・・と感じています。

母の脳障害は脳細胞が破壊されているため,分からなくなるこが多いのですが,それでも考えてではなく「素」の反応を見るとこれまで培ってきた特質なのね・・・と,感動しています・・・。

母が語るのはいつも感謝の気持ち・・・「ありがとう・・・ありがとう・・・」

介護に伴う新たな挑戦が出ても,母の"ありがとう・・・"で,どれほど力が沸いてくるものか・・・

本人が意味が分からなくなりパニックになっても「お母さん 笑って」と声をかけると笑って「ありがとう・・・」が口から出るのは・・・この状況になる前,ずっとず~っと前からの習慣で母そのもの・・・になっているゆえ・・・と感じる日々・・・です。

 

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