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シリアの人権侵害捜査

心が痛むことが生じています

****NHK*****

国連 シリアの人権侵害捜査を

国連の人権理事会は、反政府デモに対する弾圧が続くシリア情勢について、大規模な人道に対する罪が犯されているとして、リビアのカダフィ政権による市民の弾圧のときと同様、国際刑事裁判所に捜査を付託することを検討すべきだという報告書をまとめました。

これは18日、国連の報道官が記者会見の中で明らかにしたものです。人権理事会の調査団がまとめた報告書は、22ページからなり、調査に当たってはアサド政権の協力が得られなかったことから、目撃者からの聞き取り調査や、映像の分析などを進めたとしています。その結果、ことし3月以降、シリア国内で銃撃されたり、処刑されたりして死亡した市民は氏名が把握されているだけで1900人以上に上り、大規模な人道に対する罪が犯されていると結論づけています。そのうえで、報告書は安全保障理事会がリビアのカダフィ政権による市民の弾圧のときと同様、国際刑事裁判所に捜査を付託することを検討すべきだとしています。これを受けて、安全保障理事会では、日本時間の19日午前から改めて協議を始め、対応を協議することにしています。

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