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奈良県せき止め湖に関するお知らせ

奈良県せき止め湖に関するお知らせ

****奈良放送局*****

せき止め湖警戒
9月22日20時34分
国土交通省近畿地方整備局は、五條市のせき止め湖で、水があふれ出しているのを確認したと発表しました。
依然として危険な状況が続いているとして、引き続き警戒するよう呼びかけています。
近畿地方整備局がきょう(22日)、ヘリコプターでせき止め湖の状況を調査した結果、五條市大塔町赤谷のせき止め湖で水があふれ出していることを確認しました。
下流に向けて、幅3メートルから4メートルの水路ができていて、もっとも深い部分は3メートルほどになると見られるということです。
また、土砂崩れがあった山肌から、川をせき止めた土砂崩れとは別の土砂の崩落も確認できたということです。
現地を調査した国土交通省国土技術政策総合研究所の吉川知弘土砂災害研究官は、「水があふれ出しているせき止め湖は特に警戒が必要だ。
土石流が発生する可能性については、土砂の性質や形、それに水漏れの有無などをしっかりと調べないと何とも言えない。
いまは最悪の事態を想定して対策をとることが重要だ」と話しています。
近畿地方整備局は、いずれのせき止め湖も依然として水位が高く、危険な状況が続いているとして、引き続き、警戒するよう呼びかけています。

これを受けて、下流にある十津川村では、午後4時前に防災行政無線を通じて、「せき止め湖の状況を上空と地上から確認したところ、水が流れ出しているのが確認され、引き続き警戒が必要とされています」と住民に伝えました。
この後、十津川村と近畿地方整備局は、警戒区域と周辺の住民を対象にせき止め湖の現状について説明会を開き、引き続き警戒するよう呼びかけました。
また、五條市の現地災害対策本部は、「水が流れ出していることはわかったが、土石流が起きる危険性が高いのかどうかなど具体的なことがまだわからない。
これまで通り、厳重な警戒を続けていきたい」と話しています。

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