台風15号岩手県被害情報
台風15号岩手県被害情報
***岩手放送局***
台風で被害や浸水相次ぐ
21日夜から22日未明にかけて岩手県に接近した台風15号の影響で、県内でも土砂崩れで1人が亡くなるなどさまざまな被害が出ました。
二戸市浄法寺町では22日未明、土砂崩れで2軒の住宅が壊れ、自宅で寝ていた65歳の女性が死亡したほか、82歳の男性が軽いけがをしました。
また、住宅の浸水被害も相次ぎ、二戸市や一戸町、それに大槌町などで少なくとも床上浸水が96棟、床下浸水が90棟出ました。
このうち二戸市では中心部を流れる馬淵川がはんらんし、石切所地区の10棟が水につかる被害を受けました。
この地域は川よりも低いくぼ地になっているため、現在も水がたまった状態となっていて、消防団員らがポンプを使って水を抜く作業を続けています。
また、岩泉町の高齢者介護施設で21日夜、近くを流れる川の水があふれ、床上まで水につかり、入居者およそ80人が一時、2階に避難しました。
交通機関も大きく乱れました。
強風の影響で秋田新幹線は21日午後から終日運休となり、東北新幹線も一時全線で運転を見合わせました。
また、県内のほとんどの在来線も21日の夕方から夜にかけて運休となりました。
JR東北線とIGRいわて銀河鉄道は大雨や河川の増水の影響で
22日も一部の区間で終日運休となりました。
避難の指示や勧告も相次ぎました。大雨で土砂崩れや川の水がはんらんするおそれがあるとして、避難指示が二戸市、大槌町、普代村で最大で93世帯、240人に出され、避難勧告も県内9つの市町村で最大で281世帯、737人に出されました。
いずれもこれまでに避難指示は解除されています。
09月23日 00時34分
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