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せき止め湖に関する情報

せき止め湖に関して心配されている様子が伝わってきています。

水位は依然として高く、危険な状況が続いているとのことで引き続き警戒するよう呼びかけられています。
****奈良放送局****

"赤谷"水溢れ出す

国土交通省近畿地方整備局は、奈良県と和歌山県の「せき止め湖」のうち、奈良県五條市のせき止め湖で水があふれ出していることを確認したと発表しました。
いずれのせき止め湖も依然として水位は高く、危険な状況が続いているとして、引き続き警戒するよう呼びかけています。
近畿地方整備局はヘリコプターで奈良県と和歌山県のせき止め湖の状況を調査しました。
【赤谷】。
その結果、奈良県五條市大塔町赤谷のせき止め湖で水があふれ出していることを確認しました。
下流に向けて幅3メートルから4メートルの水路ができていて、もっとも深い部分は3メートルほどになると見られるということです。また、土砂崩れがあった山肌から、川をせき止めた土砂崩れとは別の土砂の崩落も確認できたということです。
【長殿・栗平】。
十津川村長殿と栗平のせき止め湖では、いずれも水はあふれ出していませんでした。
このうち、長殿の水位は上昇を続けており、22日午後4時現在で24時間前と比べて2メートル50センチ上昇し、土砂の高さと水面の差は14メートル41センチとなっています。
栗平のせき止め湖では、21日未明から水位のデータが届かなくなっていましたが、きょう午後、ヘリコプターで新しい水位計を投下しました。
データが届くようになるまでにはもうしばらく時間がかかるということです。
【北股】。
野迫川村北股については、まだ調査は終わっていませんが、近くに設置した監視カメラの映像では特に異常は見られないということです。
現地を調査した国土交通省国土技術政策総合研究所の吉川知弘土砂災害研究官は、「水があふれ出しているせき止め湖は特に警戒が必要だ。土石流が発生する可能性については、土砂の性質や形、それに水漏れの有無などをしっかりと調べないと何とも言えない。いまは最悪の事態を想定して対策をとることが重要だ」と話しています。近畿地方整備局は、いずれのせき止め湖も依然として水位が高く、危険な状況が続いているとして、引き続き、警戒するよう呼びかけるとともに、排水路を設置する工事を急ぎたいとしています。

09月23日 03時06分

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