島袋勉 知多半島(講演会場)~鹿児島空港1310kmバイクライド
島袋勉 知多半島(講演会場)~ 鹿児島空港 1310kmバイクライド
8月10日(金)の23:25に兄よりメールが届きました。
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鹿児島との県境まであと10kmまで来ていますが雨が降り出し、雷や稲光が凄いです。しはらく様子をみながらどうするか考えます。
島袋 勉
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日中は35度で義足の中で兄は足が熱でただれてしまい,何度も何度も義足を脱ぎ,なかなか思うように進めなかったようです。
それで気温が下がってからは義足を脱ぐ回数をへらそう...と思っていたら激しい雨と雷・稲光。
しかし,鹿児島まで行きたい目標があるので鹿児島の県境を超えるまで前進したようです。
そして,11日(土)01:07にメールが届きました
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鹿児島県にたどり着けました。
島袋 勉
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鹿児島県堺を超えたのが01:00,それから3号線沿いの宿泊できるホテルを探しつつ進行し2時を過ぎにホテル到着。
そして11日7:00にはホテルを出発して鹿児島空港へ。
「身体は大丈夫?」と私が言うと「足が痛くて義足を脱いで道路に足を上げることが多いから足以外の身体は大丈夫!」と...そんな問題?(苦笑)
日中は陰がないので,道路のガードレールの近くで仰向けになり義足を脱ぎ,両足を上げて休み,立ち上がる時はガードレールにしがみついて腕の力で立ち上る方法を発見したと喜んでいるのですから・・。
道路のアスファルトの上が熱くて熱くてやけどしそうだけど,まだ足の痛みよりはいい...と言っていました。一番痛いところがあるので他のことはあまり気にならないようでした。
すごい足の痛みのようでしたが,福島・聖光学院の初戦が終わり兄へ電話をすると,自転車走行中でとれませんでした。しばらくして連絡がとれ伝えると,「よかった...」と深く深呼吸して一言でした。
きっと,兄自身もあきらめなくて「よかった」その想いだと感じた私です。
私はその日,兄のこと以外でバタバタしていたのですが,熊本市在住の埜口先生が鹿児島空港にお子様と一緒に駆けつけて見送ってくださったそうです。
夜,鹿児島空港から那覇空港に到着後も兄はリュックを背負い自転車で自宅まで自転車のペダルを回し続けました。
「いつもはすぐだけど,那覇空港に到着したら安心したのだろうな...時間かかった」
と笑っていました。足を見たら「それはそう・・」と言いたくなります。
皮膚の炎症で真っ赤に膨れ上がった足を義足に押し込んでいるですから...
自宅に到着後がバタンキューだったようですが,翌日はラシーマへ。
社内で歩くにはロフストランドクラッチ(医療補助杖)を使って・・・
ナビ記録で知多半島から鹿児島空港までの自転車距離
を計算しますと1310㎞。
両足があっても,気持ちがここまで続くとはすごいことだと思うと私が兄に伝えると,
「本当に苦しい時に,出来る方法を考え続けられるか!だね!」と笑顔。
この痛々しい足の状況で,笑顔で過ごせることに感謝している私です。
そして,いろいろな仕方で支え応援してくださるお心に感謝しています。
知多半島~鹿児島空港 1310kmバイクライド報告まで。
(+那覇空港~自宅)
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栗田智美 様
御無沙汰をしています。益田市の金山です。
猛暑といわれるだけあって、当地方でも日中は35℃という日が続いております。
子どもたちが植えた、稲やヒマワリ、ヘチマ等は、元気よく育っています。
栗田様には、お元気のことと思います。
先日、お兄様が、愛知県から沖縄の自宅まで1310キロメートルを自転車で走破されたと知り、感服いたしました。
その様子を、FBやブログで拝見しました。きっちりやりとげられ、本当に素晴らしいです。
今度は、10月に可能ならば福岡―出雲(松江?)間も自転車走破を検討していらっしゃるとのこと、実現できると良いですね。
どのルートをお考えでしょう? その節には、心より声援をしたいと思います。
また、松江の「くにびきメッセ」でのご講演が10月22日ということ、ちょうど勤務校が振替でお休みなのでぜひ拝聴したいと考えています。
台風の接近が心配されるところです。被害がないことを祈ります。
金山