« 前へ | トップページ | 次へ »

兄は自分の身体をつくることと,あきらめない習慣を身に着ける訓練としてチャレンジしているのです

うれしいご連絡をどうもありがとうございます。
兄(島袋勉)が入院中はお世話になり感謝しております。
入院当時と変わらず兄は労を厭わずに意欲的です。
ロサンゼルスより成田空港に着き,船橋で一泊し翌日羽田空港から那覇空港へ移動し沖縄へ帰る予定が,船橋での事故で沖縄に帰るまで20カ月もかかってしまったのです。
確かに事故後は突然の変化で,兄は焦る思いとの葛藤だったと思います。
両足がなくなり,複視になり,記憶障害まで...きっと何が何だか?兄本人も分からず,先が見えないですし苦しかったと思います。
事故後,搬送され緊急手術を受けた船橋市立医療センターから病院内に義肢科があり,病院内で義足が作れる長野県リハビリテーションセンターへ転院したら,義足ができたらすぐに仕事に復帰したいと言っていましたもの...。
初めて義足が出来た時は嬉しそうでしたが,装着するとあまりの痛みで本当にこれで歩けるの?...状態でしたものね...。あの時も意欲的でしたが兄は今も意欲的です。
高次脳機能障害による記憶障害や複視による視力障害もありますが,兄は意欲があるので,どうにか機能を開発していきたいと自分の身体面でも挑戦してきました。
それで事故から12年目に同じ病室で入院していた山田さんと「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」でご一緒できたのですから。
兄は楽しみでチャレンジしていると言うより,自分の身体をつくることと,あきらめない習慣を身に着ける訓練としてチャレンジしているのです。生活や仕事、自分の責任を果たしていくためにの訓練なのです。訓練していないと「本当に何もできない身体になってしまうから...」と言いつつ毎日自転車通勤しています。
兄が励みとなっていることを知らせてくださりありがとうございます。
私は記録してきただけですが、お役に立てたようでうれしいです。兄にも伝えておきます。
tsutomu 110821_084148.jpg


ご感想やメッセージを、コメントやトラックバックでお気軽にお寄せください。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメントする