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兄が退院した12月12日

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12月12日は兄が国立身体障害者リハビリテーションセンター病院(埼玉県所沢市)から退院した日

2001年4月10日に帰国後成田に到着し,翌日羽田から沖縄に帰る予定でいた兄が実際に沖縄に帰ったのは20ヶ月後の2002年12月12日。

昨日から私は兄が退院した12月12日のことをいろいろ思い出していました・・・。前日は雪でしたが,退院の日はとてもお天気がよく・・・病院内のお世話になった方々へ笑顔で挨拶したことを・・・。

挨拶を終え,病院を兄と一緒に出る際に玄関で待っていて「智美さん・・・島袋さんの病院内でのこれまでの挑戦を聴きたい言われたら,お役目と思って経験を話してあげてください」と涙して握手をしてくださった清水さん。事故による片足切断で長期入院されていた東京都在住の清水さんは「島袋さんの笑顔は本物だ・・・」と褒めてくれて・・・。私たちの親の年齢の方で,多くの経験を積まれながらも謙虚な方で・・・

昨晩,清水さんへ感謝の気持ちを伝えたくなり手紙を夜書きました・・・書いていますと,兄の入院当時のことを思い出していました。入院中は本当にいろいろなことがありました。

両足義足になった兄がフルマラソン42,195kmを実際に走るなんて・・・思いもしていなかった私です。それが2002年12月12日に退院。退院後すぐに社会復帰。そして二年後の2004年12月12日にはホノルルマラソンへ挑戦・・・。あのハラハラドキドキ・・・した最初のホノルルマラソンから今日で早くも6年・・・。

たくさんドキドキハラハラしてきましたが,感謝することもたくさん・・・あります。

shimabukuro yaosan 130086.JPG11月13,14日雨の中でのツール・ド・おきなわ2010 沖縄本島一周サイクリングコース323kmでも・・・

「こんなときに・・・ここまでしていただいて・・・」

「自分が痛くて苦しいのに・・・ここまで支えていただいて・・・」

と私は思うのですが,支えてくださった方から届く思いは・・・

「勉さんと一緒だったからこそ・・・」と感謝の気持ち。

目には見えない仕方で互いに支え合う,思いに触れさせていだき感謝しています。

どうもありがとうございます。

 

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